小安中学校第10期生 Version 2

自然豊かな栗駒山麓にたたずむ学び舎から巣立った、我等40人の恋と涙と心の交流を綴るサイトである。

地球の奇機を救った男達 その2

2009年06月23日 | ショート・ショート

 

前回より、地球の奇機を救った男達 その1から続く

 

「船外活動、宇宙ステーション修理」

 

アルコール・ストロング船長の命を受けて、二人の優秀な飛行士は、

宇宙ステーションの修理にかかります。

 

宇宙服はNASAが腕にねじり、もとい腕によりをかけて

開発した自信作です。見た目よりは動きやすく、機密性は最高です。

 

じつは、この気密の高さがその後の災いをまねくことになる。

下手な住宅の高断熱高気密とは問題になりません。

まず、勇敢な私、バリ・カーン隊員が船外に出ます。

続いて、ブラック・ノネー隊員が、つづいて船外に出ます。

そのときの船外活動の映像です。この写真はトモッチ・ホイーク副船長が記録した模様です。

二人は普段は好き勝手な行動をとるが、船長には逆らえないのだ。

二人で協力して、心臓部といわれるアンテナを修理にかかりました。

 

バリ・カーン隊員  「溶接機と、溶接棒をくれ」

ブラック・ノネー隊員「はい」と用意してある溶接ホルダーを渡す。

 

バリ・カーン隊員  「強力接着剤をくれ」

ブラック・ノネー隊員「はい」とアロンアルファを渡す。

 

バリ・カーン隊員  「凸凹を整えるから、モルタルをくれ」

ブラック・ノネー隊員「えっ、モルタルって、これは女性の化粧品ですよ」

 

バリ・カーン隊員  「それじゃない、業界用語でパテのことだ」

ブラック・ノネー隊員「えっ、パテですか? じゃこれですね」と言って渡す。

 

なんだかんだで、漫才みたいなやりとりしながら、緊迫の時間は過ぎた。

約三時間位で、アンテナの補修は終了し、二人はほっとしました。

 

だが事件はそのときに起こった!

このSF超大作、最大の危機が迫ってきたのを誰も気が付いていない。

また、新たな隕石か? 二人は宇宙船に戻れるだろうか?

 

二人の運命はまた、宇宙ステーションの乗組員の安全は、

次回感動の最終回へと続く!