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おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

ユダ&ブラックメシアについて、その裏切りの代償

2022-04-21 07:32:00 | ヒューマン
 
 1966年にマルコムX。1968年にキング牧師。
 アメリカの黒人民権運動を牽引してきた指導者が相次いで世を去る。

 そして、1970年代。
 次に登場したのが政治結社『ブラックパンサー』──。



 早速、今年一番の映画が出ました!!
 傑作です。いや~、面白かった。あっぱれ!

 社会問題がテーマで一見堅苦しそうでも、見たら2時間あっという間。
 国民の創生もそうでしたが、差別の作品って胸を打つな。感動した。

 監督がシャカキングとかいう。
 ふざけた名前だったから心配したけど取り越し苦労w

 ブラックパンサーは日本にも支部があったそうで。
 当時は相当の勢いだったんだな。

 それは、FBIに睨まれるほどの……

 フレッド・ハンプソンが抱いた壮大な理想。
 ウィリアム・オニールの心の葛藤。

 このせめぎあい。これが実話なんだからすげーよな。
 とにかくラストの衝撃ったらない。度肝抜かれたわ。

 これは見てもらわんと始まりません。
 今の時代だからこそ、見るべきだとも思う。

 もう多くは語りません。超オススメです。
 
 悪いことは言わん。とりあえず見て。

 では、また。



 バースオブネイション↓





 P.S.

 一つ気になったのが、映画のおまけ映像。
 監督や役者のインタビューなんだけど、そこで、

 誰1人として、オニールに言及していなかった。

 まぁ、そういう話題じゃなかっただけかもしれないが。
 かなりその部分に闇を感じた。

 なぜオニールは裏切ったのか。
 裏切りながら、戦い続けたのか。
 そして、最後に自殺してしまったのか。

 黒人はそこにこそ目を向けるべきなんじゃないか。
 それでこそ、真の民権や主権を手に入れることができるんじゃないか。

 ただの裏切り者と決め付けるんじゃなくね。
 コロナ禍でアジア人差別が蔓延して暴行事件もあったけど、その犯人は黒人が多いと聞く。

 白人も黒人もアジア人も同じ人間です。
 ただ、それぞれが心に、それぞれの闇を抱えてるだけで。
 


天使がくれた時間について、その「幸せな時間が欲しいなら」

2021-09-22 12:47:00 | ヒューマン

 なんつーか、意地悪な映画ですねw

 いわゆる転生IFやパラレル物。
 でも、この描き方は賛否両論分かれると思う。

 前の人生もそこまで悪いもんでもなかったのに。
 ヨボヨボのじいさんになって孤独死寸前とかなら分かるけどw  

 まぁ、見てて面白くはあった。
 本人が気付いてもいない選択肢だったからこその話なのかもな。

 何が幸せかは人それぞれだけど、分かれ道や可能性。

 例え後悔に気付いたとしても、それを暖かく迎え入れられるか。
 人生に遅いはない。そんなお話。

 では、また。




ドキュメンタリーについて、その最強のふたり

2021-09-04 06:26:00 | ヒューマン

 なんだかんだ言ってハマってんなこの映画にw

 映画公開の2011年当時のフィリップさんとアブデルさん。
 移住先のモロッコからスタート。

 ドキュメンタリーと言うけれど映画のメイキングやインタビュー映像みたいな感じです。
 監督やら主演のフランソワさんとオマールさんが出てきたり。

 オマールさんの穏やか人柄や物腰が好き。ドリスとは全然性格違うんすね。
 モデルであるアブデルさんに寄せすぎないよう自分をコントロールしながら演じたんと。

 劇中でも荒くれ者ながらバランスが取れてるというか、ブレない演技やった。役作りを練ってる証だったんね。

 フランソワさんは相当苦労したんと。
 まぁ、全身マヒの役なんて早々回ってくるもんじゃないしな。

 本人は演技は体で表現するもんだという主義の人で、セリフをペラペラ言うのもあんま好きじゃなかったらしいw

 けっこうなハマり役なのにね。
 でも、こういう考えの人だからこそってのもあるんかな?

 こういう人が演じてこそ、フィリップという役に生気というか、
 躍動感や存在感が生まれたんだと思う。

 何よりやっぱり実際モデルになった二人を見てると作品の深みや思い入れが増す。

 ただ、映画は改めて物足りなく感じる。
 良い意味で二人の人生を描き切るのは不可能なんだと再確認。

 二人の人生はこれからも広がっていくし続いていく。

 では、また。

 


The Upsideについて、その人生の動かし方

2021-08-30 05:38:00 | ヒューマン
 
 「最強のふたり」のハリウッド版。

 正直あんまり面白くなかった。
 やっぱり本家本元フランス版の傑作ぶりがより際立つな。

 MeTooの乱を引き起こしたワインスタインさんの遺作ということでw
 しかし、あの人も災難やな。倒産に逮捕に新コロ感染。因果応報とはいえかわいそうに……

 何の話をしているw
 でも、話すこともそんなないんだよね~。

 ただこの映画見たら本当に原作「最強のふたり」を愛しく感じる。
 ハリウッド版つまんないと思っても、ぜひ原作フランス版を見てください。全然違うから!!

 全く同じで全然違うから!!w
 何を言ってるのか分からないかもしれないが実際そうなんよ。

 尺は互いに二時間で話の筋もほぼ一緒なんすが。テンポや見易さは全くもって違う。

 フランス版はアースウィンド&ファイヤーの初っぱなインパクトが凄かった。
 映画を象徴してるというか、常に心のBGMが鳴り響いてて肩揺らしながら見ちゃいたい感じ。

 ドリスの言葉を借りるなら「踊れない曲は曲じゃない」。
 これは正に、

 踊れない映画は映画じゃない!!!!!!

 ドリスとフィリップの空気感というか、二人の陽気さが映画全体に染み渡ってた。

 ハリウッド版にはそれがない。
 何とか原作との差異を見せようと努力してたのは分かるけど、そういうアレンジすら寄せ付けないくらい原作の完成度が高かった。

 まぁ、原作の面白さの再証明がされて良かったんちゃう?
 セクハラプロデューサーも駆逐できたしw

 でも、ワインスタインさんがこの映画プロデュースしたの、なんか意味深だよな。

 かつての名プロデューサーに全身マヒの大富豪。
 二人の生き方の対比みたいなんも見れんのかな。100%偶然だし考えすぎなんだろうけどw

 では、また。




最強のふたりについて、その「先導しよう。その方が安全だ(キリッ」

2021-08-25 05:14:00 | ヒューマン

 実在する大富豪フィリップさんとその介護人の実話。

 なんかドライビングミスデイジーみたい。
 小説より奇なりと言うが現実にこういう話があるんやね。

 うーん、見たら人生が変わる映画という触れ込みだけど、正直あんま感動する話ではないかな。

 皆良い人ばっかりだし。その分ストレスフリーには出来てる。
 見ててホッコリする。仲良し二人組を見守る作品w

 てか、実際もっと二人の絆は固かったらしいし。

 物語は見やすく簡潔に作られてるけど、本当は10年位一緒にいて移住先のモロッコにまで着いてったくらいだから。

 小説より奇なりとはまさにこういうことやな。
 人生はより濃密で描き切ることは不可能ってこと。

 フィリップさんは後に再婚して二人子供が出来るという。そっちの方が驚きだよw

 「こんな夜更けにバナナかよ」で言ってましたね。全身麻痺でも海綿体には影響ないんやて。

 なんつーか、人生は果てしないというか。

 例え体が動かなくても見渡す景色の奥行きはその人次第で変わるし、
 ずっと遠くまで続いていくってことなんかね。
 
 ハイハイお幸せにw では、また。