都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

10月21日 高専交流委員会 レジメ

2008年10月26日 | Weblog

  
 10月21日に開催された
 都立高専交流委員会のレジメ を 公開させていただきます。
 
    
      「8X8=64(ハッパ ロクジュウシ)の法則」 ??
 
 
 駒沢大学の 吉田敬一 教授(中小企業論)が言われていることに
 「8X8=64(ハッパ ロクジュウシ)の法則」があります。
 
 本当は 0.8 X 0.8 = 0.64 ですが、
 
 意味するところは
 どんなに優秀な話し手でも、自分の話したいことの80%しか話せない。
 どんなに優秀な聞き手でも、自分の聞いたことの80%しか理解しない。
 理想的な話し手 と 理想的な聞き手 の 組み合わせ でも、
 意思疎通は、64%しか進まない …… ということです。
 
 高専交流会や同友会、企業関係者の意思疎通、
 更に、同友会と学校、学校の先生方の意思疎通
 この(+地域社会の様々なキ-マンの)交差点の中に、
 地域社会を基盤とした産学連携、地域連携のプログラムがつくられていきます。
 
 それぞれのテ-ブルでの相互発信的な議論や創意の積み上げのなかから
 
 私たちの共通の目標、この目標を実現する道筋についての
 
 産学連携、地域連携の
 プロダクトイノベ-ション(製品開発) と
 プロセスイノベ-ション(工程改革) の課題についての
 
 共通の問題意識を形成していくことが問われているように思います。
 
 
  
 
 
    10月21日(火) 都立高専交流委員会    18:30~ PiO E会議室   
 
 
  
■ 本日の交流委員会の基本課題について
 
 
1.本年度の高専交流委員会の課題について  
 
 
  6月4日の「懇談会」に、
  学校の新校長、副校長、教務主事以下の方にお集まりいただき、
  24年前に交流を始めた双方のメンバ-、
  その後の交流の道筋を創ってきた双方のメンバ-に
  お集まりいただいた 私たち=同友会の目的 は、
 
  交流の原点を生みだした考え方に立ち戻ると共に、
  これまでの蓄積を踏まえ、
  新しい環境の中で、次の一歩のための「仕切り直し」をすること。
 
 
2.現状認識について
 
 
  新しい環境の中で、新しい可能性や、新しい人間関係の芽が生まれながらも、
  「仕切り直し」 が軌道にのっておらず、
  軋みや不協和音を伴いながら前へ進む努力を継続している。
 
 
3.前回の高専交流委員会の基本認識について
 
 
  高専は交流メンバ-の端境期、学校改革=学校のカタチが変わっていく時期にあり、
  これを 踏まえて、相互の問題を解決する発展的、能動的対応が必要であること。
  これまでの蓄積を踏まえ、双方で、交流発展のための議論(アイディア)を積み上げ、
  これを持ち寄ることにより、
  交流発展のためのプログラムを生みだし、定着させていく必要があること。
 
 
4.本日の交流委員会の基本課題について
  
 
  ① 相互交流のネックをどのように打破していくか?
 
 
 
  ② 中小企業家経営塾 …… 7年、 インタ-ンシップ会社説明会 …… 3年
    第1回学生海外派遣の実施 等々という、新しい蓄積を踏まえ、
    これを発展させるための交流のプログラムをどうつくっていくのか? 
 
 
 
  必要なのは、企業のニ-ズと交流委員会の活動を結びつけ、
  相互交流の理念を発展させてい くための具体的で、実務的な議論、アイディア
  現状打破の道筋を生みだしていくための措置や方策、
  このプロセスのマネ-ジメントをどうしていくのか? の議論。
 
 
 
■ 本日の議題について
 
 
1.この間の活動報告について (事務局より)
 
 
2.意見交換 (④ から 次項の現状打破の方策を中心に) 
  現状認識 + 今後の課題 …… 大切なのは、それをどう具体化していくのか?
 
 
 ① 交流の原点から学ぶもの
 
   資料「都立高専交流の歴史」
        ↓
   学科改組、新校舎建設と合わせた「工業教育センタ-」構想 等
        ↓
 
 ② 産学連携の制度化から、むしろ、始まった学校と同友会の行き違い
 
 
 
 ③ 「中小企業家経営塾」から地域連携の再生へ
 
 
 
 ④ 次の一歩をどう踏みだし、どう具体化していくのか?
  
 
   現在、実施している交流のプログラムの問題点や発展の方向について
 
 
   相互理解を深めるために、
   また、企業のニ-ズと学校のニ-ズ、次世代の教育を結び、
   これから取り組むべき課題についてのアイディア
 
 
3.交流と地域連携のネックを、どう打破していくのか? 
 
 
   
 
 
4.「社会人基礎力」について
 
 
  指示待ち人間ではなく「前に一歩踏みだす力」
  マニュアル人間ではなく「考え抜く力」
  一匹おおかみではなく「チ-ムで働く力」 が 「社会人基礎力」
 
  産学連携による人材育成のプログラムを生みだす試みですが、
  高専の学生(や我々の従業員)に最適の学習プログラムというだけではなく、
  私たち経営者自身が学ぶべき能力。
 
  学生、企業スタッフ、
  そして、経営者自身や公的セクタ-で働く先生方の教育(自己学習)を結びつける   
  包括的な生涯教育のプログラムを