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日々の気になる出来事を私なりの切り口で動物たちに報道させます。
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ヒーロービロビロ 第1話「募金」

2005年04月21日 | ドラマ街[創作ネタ]
この物語はちょっとおかしな"ヒーロー"
北出と田上の凸凹コンビが繰り広げる
ピントの外れた不思議な会話を
余すところ無くドラマ化したものである。


北出
「やあ、みんな元気かい?おいら北出ってんだ。
年齢不詳、職業ニート、趣味はUFOキャッチャーさ」

田上
「ヴォ・・・誰に自己紹介しとんねん」
北出
「えっ?いやぁ・・まぁそういうときもあるやんけ」
田上
「ヴォ・・・・」
北出
「こいつは俺の相棒。無二の親友、田上さ」
田上
「(手を差し出し)金くれ
北出
「お前な、それだけはやめろや、ほら今週の分やるから」
田上
「何くれるねん?」
北出
「今日な、自販機のつり銭の所いじってたら100円あったんや」
田上
「ヴォ・・・100円で何できるねん」
北出
「あんな、田上、100円ごときと思ったら罰あたるで、
この100円で24時間テレビ持っていったらな、
ティッシュと貯金箱くれんねんで」

田上
「ヴォ・・・時期外れやな」
北出
「アホやな、たとえ話や」
田上
「お前よりマシや」
北出
「え?俺の方がアホやって?
やかましいわほんまにこのガッキャ・・・」

田上
「で、貯金箱貰ってどうすんねん」
北出
「わからんやっちゃなぁ・・・貯金箱あったらな、
来年もお金ためて24時間テレビに持っていけるやろ?
そうしたらな、世界で困ってる人が助かる訳や」

田上
「ヴォ・・・俺も困ってるからなんかくれるんか?」
北出
「ああ、もらえるんちゃうか」
田上
「ヴォッ・・・それええな(ふくみわらい)」
北出
「な、わかったか?この100円は偉大やねんで」
田上
「ああ、バカにできんな」
北出
「よし、俺もちょっと募金するから行くわ」
田上
「ヴォ・・・どこいくねん」
北出
「どこって募金やねんから金必要やんけ
あんたに100円あげたから銀行行かんと」

田上
「ヴォ・・・いくら持ってんねん」
北出
「あと2円しかないから銀行いくんやんけ」
田上
「2円・・・」
北出
「昨日コインゲームで負けてん腹立つわ~」
田上
「金も無いのにコインゲームか」
北出
「な、俺ってヘビーやろ!?
田上
「ヴォ・・・体重がな・・・」
北出
「何か言うたか?」
田上
「ヴォ・・・いや・・・」
北出
「ほな銀行いくで」
田上
「ヴォ・・・ついていったろう」

某銀行ATM前


北出
「・・・あれっ?」
田上
「なんや?」
北出
「おかしいな、まだ残高あると思っとったのに」
田上
「・・・無いんか?」
北出
「みてみ、ほら、50円しかないわ」
田上
「50・・・ヴォ・・・・」
北出
「もうすぐ決算やから利息つくしなぁ・・・
このままにしておきたいな」

田上
「?・・・50円で利息つくんか?」
北出
「あたりまえやんけ。何のために通帳解約せんとこのまま
残高残してるとおもってんねん。もったいないやんけ」

田上
「ヴォ・・・・」
北出
「10円だけ出そ」
田上
「ヴォ・・・・」
北出
「なんやその目は・・・10円もあなどれんねんぞ」
田上
「ヴォ・・・10円じゃ馬券も買えんな」
北出
「え、お前まだ馬やってんのか?
あんな、ギャンブルは辞めた方がええで」

田上
「・・・お前に言われたくないな」
北出
「えっ?俺の人生ギャンブルってか?
じゃかましいわ、ほんまにこのガッキャ・・・」

田上
「ヴォッヴォッヴォッ・・・・・・
ヴォッヴォッヴォッ・・ゴホッ・・腹痛い」



凸凹二人組みの珍道中
明日はどっちだ??

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3 コメント

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ていうか (きゃす☆)
2005-04-22 19:35:25
非常に些細なつっこみやけど、利息にも税とられるし、募金しても税とられるって知ってた??
返信する
ん? (ota)
2005-04-22 19:58:06
そんな事までこの二人は考えません。彼らの不思議ワールドにようこそ!



で、これはマジレスですが利息に付くのは当然知ってるが募金に税金なんて聞いたことないな。

それはあくまで募金を集めた団体に対してってことでOK?

末端の善意の人に対しては逆に経費で落とせると聞いている。

返信する
間違えた (きゃす)
2005-04-22 23:14:50
寄付にも税がかかる。これホント!!
返信する

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