西川攻のブログ

西川攻が日本を斬る!!

自書●「日本海時代の首都実現に燃えて」<28> --それでも私はなぜ出馬するのか--    西川攻著

2012-03-20 08:20:10 | ● 改訂 日本海時代の首都実現に燃えて

エネルギ-と環境問題

 

 

 

 

自書「改訂 日本海時代の首都実現に燃えて」

         <28>         

--それでも私はなぜ出馬するのか--   西川攻著

 

 第五章 世界と日本共通の  

      重要課題

 

 

1・エネルギ-と環境  

  問題

 

 

 

 人類の活動が活発になり、地球そのものの自然の許せる範囲内を遥かに越え傷ついた地球を、このままにしておくなら確実に地球そのものが崩壊することになります。

 従来は先進国によるものが、大気や水の汚染の主流を成してきたといわれてまいりましたが、最近は後進諸国もその仲間入りをしてしまいました。

 特に貧しい国の人々は、職に必要な財貨をはじめ薪などの燃料不足を解消するため、すさましい勢いで森林を伐採しています。

 その結果大地を支えてきた森林や土壌の荒廃が著しく洪水や旱魃による大被害をこうむる原因となっています。

 自然との調和の中でどう生きていかなければならないか、地球環境は今後、人類最大の課題として国内外においてしきりに論議されるようになってまいりました。

 このときこそ地球規模の視点にたっての解決を必要とする懸案を俎上に載せる好機でもあります。

 熱帯林の破壊・酸性雨・放射能汚染・フロンガス・異常気象の急増・地球の温暖化といった一連の事柄の原因は全てエネルギ-不足を克服する段階で生じたものです。

 世界のエネルギ-消費量は着実に増え続けており、このままの勢いだと20025年には、現在の約2倍になると見られています。

 先進国は近年、エネルギ-の利用効率を高めたり、省エネルギ-の技術開発に努めてきたため、その消費量は微増に留まっています。

 此れに反し、開発途上国は、これからの人口増加や生活の向上、産業の発展などに伴って確実にその消費量は増えていくことが見込まれています。

 傷ついた地球を保全するためには、どのようにして今後今後対応していくべきかを考えなければなりません。

 その最も基本となるのがエネルギ-問題です。

  薪-石炭-石油-天然ガス-原子力というように、エネルギ-の王様は最終的には供給の安定性や経済性の面で群を抜いて優れているのが原子力といわれておりました。

 然し周知の如く、昨年の東日本大震災に伴う福島原発事故の発生によって様相は一変、内外共に脱原発の方向へと大きく舵はきられつつあります。

 代替エネルギ-の研究開発促進はまことに結構な事ではあります。

 然し今般の事故に対しての徹底解明と分析及び政治的不作為・人災責任の顛末が全く為されておりません!

 国策上の責任は与野党一蓮托生の責任です。

 そして之は決して免れる性質のものでは断じてありません。

 この点を明確にせずしての、次のステップはありません。

 逃げの政治、卑怯な政治に今こそ国民は怒りを以って徹底解明に向けて決起しなければなりません。

 原発は軽軽な二者択一に馴染まない、防衛上のみならず極めて複雑な問題を含んでおります。

 之を契機に緊張感を強め、ピンチをチャンスにすべく安全性の確保の研究と核融合炉などの研究・開発に官民国を挙げて一層の精魂を注ぐべきです。

 血税を貪るだけで、何もしない、何もできない無能政治家とは違います。

 我々は、廃頽堕落の彼らと違い、この問題から決して逃げてはなりません。

 この問題に対しては世界も、日本の対応を凝視しております。

 技術立国日本の真骨頂発揮の檜舞台から降りてはなりません、逃げてはなりません。

 震災から避難したり、逃げるのとは、訳が違うのです。

 

 

 環境問題に話を戻しましょう。

 これ以上、地球上から緑をなくし、丸裸の大地だけが残り、生物の生息の自然が破壊され地球が傷つくことは、人類存亡の危機であることを正しく認識しなければなりません。

 悪循環を繰り返すようなその場しのぎの海外援助よりも冷酷なように見えるかも知りませんがクリ-ンで安全なエネルギ-の安定的供給確保のための研究と開発が優先されるべきと考えます。

 今そのことに日本が取り組んで人類の後世への健全な橋渡しをすることを、明確に国際社会の場で広報しなければなりません。

 現在のような人口密集のところとあまり距離を置いてないところに原発基地があるというのは、事故の有無に関わらず素朴な地域住民の恐怖と不安を考えた場合、明らかに科学の倫理にすら反するものであり許されるべき事ではありません。

 とりわけけ世界最大の原発基地を想定した日本有数のエネルギ-先進地域、柏崎刈羽原発に対しては細心の配慮と対策を国・電力会社も一体となって講じる義務と重大な責任を負っていることを忘れてはなりません。

 全地域的視点で見た場合、必ず原発立地に適している地域を見つけるか、つくることが出来る地域があるはずです。

  今後、後進国の激しいえネルギ-消費量の増大化が予想されることを考えると、日本だけでこの問題を処理する性質でないことは明白です。

 日本が核の平和利用を取り仕切る先進国としての力をつけるためにも、核についての安全と安定の研究開発に国を挙げてまい進すべきです。

中・長期,大局観からしてその正しさは将来必ず実証されることをわたしは、確信しております。

再稼動云々はその後の問題です。

 

 

 

平成24年3月20日

西川攻(さいかわおさむ)でした。