西川攻のブログ

西川攻が日本を斬る!!

自書●「改訂 日本海時代の首都実現に燃えて」 ⑳ -それでも私はなぜ出馬するのか-    西川攻著

2012-03-09 12:16:37 | ● 改訂 日本海時代の首都実現に燃えて

技術立国・電子立国の面を日本は敢えて表にだすな

 

 

 

 

自書●「改訂 日本海時代の首都実現に燃えて」 ⑳ 

-それでも私はなぜ出馬するのか-   西川攻著

 

 

    第四章 めざせ!教育立国日本

 

 

 

 

 1・技術立国・電子立国の面を日本は敢えて表に出すな

 

 

 

 

 

 

 日本はことごとく外来文化をマスタ-する能力が抜群と言えます。

 遠くは中国・朝鮮、近くは西洋の技術力を遥かに上回り、戦後自動車やエロクトロニクスの精巧度は極めて高く、さらに持ち前の企画大量生産力を駆使して、ついに世界を凌駕する経済大国となった訳です。

 将に技術立国、電子立国日本の眼を見張る実績が齎した成果と言えます。

 そして、これは、地理的にも伝統的にも日本人に深く根付いている勤勉の特徴をなしているまじめさとひたむきささの所産です。

 この点を世界にPRし、学ぶこと、教育がなにのにも勝るものであることを、自ら証明できる唯一の国として尊敬と信頼を確保し、国際社会に貢献するに値する教育大国への方途を確立し之を日本の進む目標とすべきです。

 国力とは、軍事力プラス経済力とされてきました。

 然し、核査察、軍縮化の流れに伴い技術力が軍事力に取って代わって国力の一翼を担うような位置を占めるに至る状況が濃くなって参りました。

 然し、湾岸戦争が如実に示したように、一方的な勝利を導いたハイテク戦闘力の精確さを見て、新たな技術力に対して世界の人々は、驚きと、ある種の恐怖を感じたことは否定できません。

 戦後日本の今日の発展は日米安保条約のかさの中で、米の庇護によって経済力をはぐくむ事のみに専念できた訳です。

 諸外国が莫大な軍事費を投入し、冷戦に備え戦争に怯えていた間に、ただ一人日本はもくもくと経済力を伸ばし、ストックしてきた結果、一時はただの理論と批判されたこともありました。

 さらに米からも貿易摩擦を発端に敵意が持たれ、それが日増しに強まっている感があります。

 少し間違えれば米のみならず世界各国からも袋たたきになりかねない危険と不安を惹起する国際環境下にあることは、今も変わりません。

 従って日本がどのような外交を展開するかが重大なポイントとなって来る訳です。

 平和国家日本が悪戯に経済力や技術力の面を強調すれば、否応無しに潜在的軍事国家として口実の下に紛争の渦中に巻き込まれる恐れ無しとしません。

 冷戦終結に伴い緊張緩和の兆しはあっても、地域紛争は随所で頻繁に起こり、危険の分散化が以前に比して数段進んでいるのが実態です。

 さらに米との従来の関係には溝が出来、さらにアジアの国々の日本に対する浅草寺の憎しみはいまだに深く潜伏しており、他国の何らかの誘発により何時それが爆発するかもわかりません。予断を許されないない情勢にあります。

 然し、そのことはこれからの日本が主体的外交を展開するには、必然的に直面せざるを得ないことであり、日本がアジアの結束の主導的役割を担うための試金石としてその持つ意義は極めて大きいものがあります。

 軍縮を唱えながら武器を輸出し、また、占領地の他国に行って果ては、強引な軍事裁判で決着をつけるなど卑劣な従来の大国とは、常に一線を画巣必要があります。

 そして理の政治を果敢に貫く教育大国として日本が進むならば今後は世界から絶大な信頼と尊敬を抱かれる素晴らしい国として、世界注目の的となることは明らかです。

 海外においては、日本が唯一の被爆国として完膚なきまでに叩かれたあの悲惨と荒廃の敗戦から今日にまで這いずり上がリ、国際社会の貢献国として熱い期待を寄せられるまでに飛躍したことは世界史上最大のなぞとされるでしょう。

 反面、旧来の日本民族の価値観が犠牲となりました。然し漸く日本古来の素晴らしさを日本人自身が自覚しつつあります。

 GHQの要請により、従来の忠君愛国の教育からアメリカによって強引な教育改革がなされたました。

 それによって感謝することよりも不平と不満を持つことが大切とされ、徳一の精神よりもの中心の価値観が確立しました。

 そして次第に倹約よりも消費が美徳となり、資本主義の爛熟と共に日本史上かってない経済発展に伴い、拝金主義・金権主義がすっかり定着してしまいました。

 そして政治の中枢までが金に左右といった経緯がありました。しかしこれからは、その弊害を根本から取り除くだけの力を蓄え、日本の主体性を内外にいかんなく発信しなければなりません。

 新しい日本とあるべき国際秩序を構築する為、日本が哲学ある理の政治を主導する役割は、極めてを重たいものと言えます。

 教育大国を掲げ日本は、逞しく世界に向かって大きく前進するときなのです。

 

 

 

平成24年3月9日

西川攻(さいかわおさむ)でした。