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おかか先生が吐いた。 |
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おむさんと違って、先生はよく吐くタチである。 いつもならば、2回も吐けば、その後は草を食べ、水を飲み、そしてケロっと気分が直るのだが…… |
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しかしこの日は、ざっと一時間ほどの間に、7回も嘔吐した。 まれなことである。 |
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さすがに、つらそうだ。 |
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この時の嘔吐の原因は、明らかに食べ過ぎだった。 もっとも、他の原因もあるのだろうが……。 |
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さいわい、その後、07月09日現在まで、おかか先生の嘔吐は観察されていない。 |
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脅威君である。 去勢手術の後、のんびり暮しているようだ。 もう、おむさん達のテリトリーを脅かすことはない。 |
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被毛も、ほぼ元に戻ったようだ。
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脅威君は、ピアス二世に近付いたが…… | |||
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ピアス二世は、離れていった。 脅威君も、深追いはしない。 |
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ピアス二世の視線の先には…… | |||
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グレ太がいる。 | |||
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昨日、カメラのお兄さんは、リュックを持って来なかった。
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でも……今日は、持って来てくれた! |
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ああ、嬉しいなあ……。 |
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すりすり なでなで |
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昨日一日、リュックから離れていたので、自分の気持が良く解った。 |
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自分が、このリュックを、どれほど好きか、ってこと……。 |
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……と、そこへ、おかか先生がやって来た。 |
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すたすた |
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すっ |
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すたすた |
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「……!!」 |
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大切なものが、踏み付けにされた ―― そんな気がした。 |
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先生は、通り道にあったリュックを、踏んで行っただけ。 ただ、それだけだ。言うまでもないことだ。 |
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けれど、僕としては ―― いとしいものが、土足で、踏みにじられた。 そんな気がしたんだ。 |
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「うわあああ!」 |
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「!?」 僕の叫びを聞いて、よっちゃんは、びっくりしていた。 |
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「!?」 先生も、怪訝な顔をしていた。 |
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たぶん、僕の気持は、誰にも解ってもらえないだろう……。 |
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今日はリュックがない いつもの場所なのに いつものリュックがない |
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ちぇっ…… しょうがない このバッグにでも乗ろうか |
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だめだ…… このバッグじゃ満足できない いつものリュックでなきゃ だめなんだ |
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あ~あ…… |
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いつしか僕は 眠りに落ちた |
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そして リュックの夢を見た…… |
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僕は夢の中で いつものリュックに乗っていた とてもいい気持だった |
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でも やがて不安になった |
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僕は思わず リュックにしがみついた |
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けれど リュックは消えてしまった…… 「うわあああ! 行かないで!」 |
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そして僕は 夢から覚めた リュックはやっぱり なかった…… |
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※07枚目および08枚目は前日の撮影 |