ただそれだけの雨の日

 

 

	雨が降ってきた
	私（作者）は、桜の巨木の下で、雨宿りすることにした
	ゆうちゃんもいる
	よっちゃんもいる
	私はこの日も
	四つ葉のクローバーを見付けた
	ゆうちゃんにあげようとしたが
	ゆうちゃんは、いらないと言った
	「おむさんにあげてね」 ゆうちゃんはそう言うのだった
	おむさんの右目は、今日も具合が良くない （※参照、「涙」 ／「今日も涙を流す」）
	「おむさんの目が、はやく良くなりますように」
	「ありがとう」
	猫たちのそんな会話を聞きながら、カモの親子がのんびり泳いでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹上にて