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いつものリュックである。 |
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いつものように、おむさんが乗る。 |
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しばらくの間、おむさんがリュックを楽しむ。 |
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その次にリュックに乗るのは、おかか先生である。 |
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ところが ―― この日は、珍しく、ゆうちゃんが乗った。 |
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「ふふふ。たまにはゆうちゃんにも乗らせてやるさ」 |
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やがて、ゆうちゃんも、リュックから降りた。 |
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すると、これまた珍しいことに ―― |
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よっちゃんが乗った。 |
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「ま、まあ、いいさ。よっちゃんだって、乗りたい時はあるだろう」 |
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「気長に待つとしよう」 |
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そして、1時間が経過した ―― 。 「そろそろリュックが空いたかな?」 |
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「おかか先生。ぼちぼち帰りますよ」 「おおそうか。帰るか」 |
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「ん? ちょ、ちょっと待て! 帰るだと? じゃあ、リュックは?」 |
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「もちろん、持って帰ります」 「ええっ!?」 |
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「そ、そんなあ!」 |
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「ひどいじゃないかああああ!」 |
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がくっ |
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おかか先生の体調がいまひとつすぐれないので、ボラさんと話し合った上で、この日からまた薬を飲ませることにした。 おかか先生には、錠剤をじかに経口投与することができないので、例によってウェット・フードに薬を混ぜて与える。 |
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今回、ボラさんからお預かりした薬は、今まで私が使ったことがないものである。 効き目があるといいのだが。 |