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脅威君については、度々お伝えしてきた。 |
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非常に活発で、行動半径がきわめて広く、しかも好戦的であり、おむさんやおかか先生のテリトリーを連日のように脅かしていた猫である。 |
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おむさんやおかか先生のほうも、脅威君を受け容れることができなかった。だから、脅威君が現れる度に、闘争になった(或いは、なりかけた)。 おむさんのあのケガも、おそらくは脅威君のせいだろうと推測されている。おかか先生も、脅威君と闘ってケガをした。 そんなわけで、私(作者)もボラさんも、脅威君には頭を悩ませていたのである。 |
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ボラさんは、脅威君を去勢するという決定をなさった。(雄猫は一般に、去勢されれば、おとなしくなるからである。)私も些少ながら、費用の一部をカンパした。 手術は無事に終わり、そしてリリースされて以後、脅威君は実際に、おとなしくなった。 おむさんやおかか先生を脅かすことが、なくなったのである。 |
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この日、脅威君は、ご覧の通り、グレ太と仲良く遊んでいた。 |
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いつぞやのよっちゃんのように、異物が付着した被毛を毟ってしまった ―― という出来事もあったようだが、脅威君は元気である。 |