雨のち新人×2

2009年08月10日 18時09分00秒 | B地点 その他

 

 

かなりの降りだった。
ほら、草がすっかり薙ぎ倒されている。
水位がここまで上がったのだ。
豪雨になると、一時的にだが、かなり増水する。
だが、まあ、よくあることだ。
私は、体を濡らさないように気をつけて歩いた。
おむの奴もやってきた。
この場所も、濁流に飲まれたのだろう。
だが、水が引いた今は、もうどうということもない。いつも通りだ。
おむの奴も元気だ。
私も相変わらずだ。
おっと、そうだ、私たちに新しい仲間が加わったよ。
このイスだ。そのうち活躍してくれるだろう。
「……ん?」
「あっ!?」
「あ、あれは……」
「なんと!」
「また更に新人が!」
……まだ若い黒猫だ。
なかなかの美少年。
しかし、健康状態はいまひとつのようだ。
とりあえずボランティアさんが投薬してくれた。
食欲はあるようだ。