私が12月の記事に書いた、『トッキュー!!』 をどなたか憶えていらっしゃるでしょうか
今日は、そのトッキュー133話の感想文を書かせてもらおうと思います
12月の記事を読んでない方には、ちんぷんかんぷんな内容かも・・・そして長いです
「興味なーい」「意味が分からないよ?」「単行本派だから、ネタバレは駄目!」という方はUターン、
「付き合ってあげよう」「気になる!!」という嬉しい方は温かい目で画面スクロール、よろしくお願いいたします
さぁ、では感想文を始めます
誰かついて来てくれているのでしょうか(笑)!?
主人公の兵悟がトッキュー隊員になり、1年が経ちました
トッキューでは年に1度、各隊の能力の均等化を図るために一~六隊までのメンバー組み替えが行われます。
そう、新隊編成の時期がやってきたのです
つまり、私の大好きだった嶋本三隊が解散する時・・・
三隊で私が感慨深いのは、新人兵悟と新米隊長シマさんの、成長や変化です。
トッキューに入る前の兵悟は、「要救助者を助けたい」という強い気持ちに実力が伴わず、感情のままに暴走してばかりでした
トッキューに呼ばれ、シマ軍曹のしごきに耐えたヒヨコの兵悟は、随分たくましくなりました
晴れてトッキュー隊員として嶋本隊の一員となった兵悟は、先輩達の下で経験を積み、能力・技術・判断力が少しずつレベルアップしています
決して手を貸さない、そのかわりに出来るようになるまでずっと見守ってくれる、
厳しい言葉で怒鳴って叱る、そのかわりに結果を出せば満面の笑顔で応えてくれる、
そんな教官・隊長のシマさんと出会えたことは、兵悟にとっての大きな財産だと思います
「人を助けるには、もっともっと自分が変わっていかなきゃ」と、兵悟はもう知っているんです
真田隊の副隊長だった頃のシマさんは、とても保守的な印象で、無茶する兵悟のことを危険因子とみなしていました
ヒヨコ隊の教官を任されたシマさんは、 ダメダメだったヒヨコたちが成長していく姿を見て、発見と驚きの日々を過ごしました
三隊の隊長になったシマさんは、視野を広げ、強い意志・思い切った判断・レスキューへの情熱をもって、たくさんの不可能を可能にしました
大規模海難で嶋本隊が出動した時、現場は悲惨な状況でした
新降下器を使わなければ、ヘリから救助に降りることもできないような状況
けれどその新降下器というのは、大変な事故が起き、責任を取って他の隊の隊長が辞職し、開発が中止になっているものだったんです
シマさんは、海で助けを待っている人達を見て、自分が新降下器を使うことを決断します。
兵悟は、「新降下器を一番知っているのはオレです、オレが行きます!!」とシマさんに直談判。
そして兵悟の目をジッと見据えたシマさんは、「よし行け」と一言だけ指示を出しました
この時私は、兵悟の成長とシマさんの変化を強く感じました
以前の兵悟だったら、絶対にこんな場面でシマさんから仕事を任せてもらえなかったと思うんです。
以前のシマさんだったら、新降下器を使う、ましてや自分の可愛い部下に「行け」と言う判断はできなかったんじゃないかと思うんです。
「助けたい」という強い思い、仲間に信頼してもらえる事、仲間を信頼できる事・・・本当に感無量でした
嶋本隊長(軍曹)、一ノ宮副隊長(塾長)、高嶺さん、小鉄さん(北の鉄人)、大口さん、兵悟。
初めはバラバラだった嶋本三隊ですが、海難や訓練を乗り越えるうちに、どんどんまとまっていきます
普段は、お気楽ムードで仲良く和気あいあいとしていて、
海難救助時は、互いに意見をぶつけ合いながら最善の方法を模索する、
そんなチームワーク抜群の隊に成長していきました
それはクセモノ副隊長の誘導や、みんなの世話係的存在の高嶺さんの気配りや、無口で生真面目な小鉄さんのキャラクターや、物怖じしない大口さんのお喋り、
そして新人兵悟のひたむきに頑張る姿勢や、何より新米隊長シマさんの考え方や人柄があったからこそだと思います
フリップを出してきて即席クイズ大会をしたり、救助人形に隊員の名前を付けて真剣に呼んだり、非番の日に全員集合で野球やったり・・・
嶋本隊は、断然楽しいでしょう(笑)
その反面、訓練先でトラブルに遭遇したり、訓練で命を削ったり、危険な新降下器を使ったり・・・
他の隊からは、嶋本隊は「何をしでかすかわからない」トラブルメーカー的存在だと思われていたようです
嶋本隊の最後の訓練の時、隊員たちがシマさんに色々な提案を出しました。
「消火水量40%カットでやりましょう」
「ついでにガンホースも使わずに」
ただでさえ危険な消火訓練、シマさんは隊員たちに確認します。
「お前ら、命の保障はできへんぞ。それでも・・・」
全員揃ってうなづく隊員たち。
みんながあえて口にしなかった言葉を、兵悟が思いっきり言いました。
「三隊最後の訓練ですから、やれるところまでやりましょうよ!!」
それを聞いたシマさん、最高の笑顔全開で答えます。
「三隊最後までアホ呼ばわりや、ええやないか!!」
――シマさんの三隊をアホ呼ばわりしてんのは、どこのどいつだよ~~
いやまぁそこは置いておきましょう、シマさんもにっこりしてたし・・・(笑)
この時にシマさんが思っていた事、それは嶋本三隊の全員の気持ちだったはずです
“うまくいかんこともぎょーさんあったけど、三隊でなら何か出来そうな気がしとった。なんでやろ。
こいつらと一緒にやれて、ほんまによかった。”
これまでのどんな隊とも全然違う、嶋本隊
外野から何と思われてもアホ呼ばわりされても、自分達にとっては最高の隊だった嶋本隊
個性的で、それぞれに特技と役割を持ったメンバー、「6人揃えば何でも出来る!」と思える仲間たち。
刺激を受け、影響を与え合いながら、進化していった1年間
隊員みんな、嶋本隊が大好きだったと思うんです
けれど同じ隊員が全員集合することは、もう二度とありません。
解散してしまうことが、本当に寂しい・・・
でも、“アホの嶋本三隊”で過ごした1年間は、6人の糧となります
経験が、思い出が、気持ちが、消えてしまうことはないでしょう。
これからどこの隊に行こうと、どれだけ時間が経とうと、あの日々は6人の中に残っていくのでしょう。
6人はこの1年で、“アホになれる強さ”を知りました
この強さは、彼らの誇りなのだと思います
彼らの心の強さが、これからもレスキューの幅を広げ、可能性を広げていくのでしょう。
そんな嶋本三隊スピリットを持った彼らが、新隊でどんな活躍を見せてくれるのか・・・それを楽しみにしていたいと思います
嶋本三隊おつかれさま、本当に本当に大好きでした
今日は、そのトッキュー133話の感想文を書かせてもらおうと思います
12月の記事を読んでない方には、ちんぷんかんぷんな内容かも・・・そして長いです
「興味なーい」「意味が分からないよ?」「単行本派だから、ネタバレは駄目!」という方はUターン、
「付き合ってあげよう」「気になる!!」という嬉しい方は温かい目で画面スクロール、よろしくお願いいたします
さぁ、では感想文を始めます
誰かついて来てくれているのでしょうか(笑)!?
主人公の兵悟がトッキュー隊員になり、1年が経ちました
トッキューでは年に1度、各隊の能力の均等化を図るために一~六隊までのメンバー組み替えが行われます。
そう、新隊編成の時期がやってきたのです
つまり、私の大好きだった嶋本三隊が解散する時・・・
三隊で私が感慨深いのは、新人兵悟と新米隊長シマさんの、成長や変化です。
トッキューに入る前の兵悟は、「要救助者を助けたい」という強い気持ちに実力が伴わず、感情のままに暴走してばかりでした
トッキューに呼ばれ、シマ軍曹のしごきに耐えたヒヨコの兵悟は、随分たくましくなりました
晴れてトッキュー隊員として嶋本隊の一員となった兵悟は、先輩達の下で経験を積み、能力・技術・判断力が少しずつレベルアップしています
決して手を貸さない、そのかわりに出来るようになるまでずっと見守ってくれる、
厳しい言葉で怒鳴って叱る、そのかわりに結果を出せば満面の笑顔で応えてくれる、
そんな教官・隊長のシマさんと出会えたことは、兵悟にとっての大きな財産だと思います
「人を助けるには、もっともっと自分が変わっていかなきゃ」と、兵悟はもう知っているんです
真田隊の副隊長だった頃のシマさんは、とても保守的な印象で、無茶する兵悟のことを危険因子とみなしていました
ヒヨコ隊の教官を任されたシマさんは、 ダメダメだったヒヨコたちが成長していく姿を見て、発見と驚きの日々を過ごしました
三隊の隊長になったシマさんは、視野を広げ、強い意志・思い切った判断・レスキューへの情熱をもって、たくさんの不可能を可能にしました
大規模海難で嶋本隊が出動した時、現場は悲惨な状況でした
新降下器を使わなければ、ヘリから救助に降りることもできないような状況
けれどその新降下器というのは、大変な事故が起き、責任を取って他の隊の隊長が辞職し、開発が中止になっているものだったんです
シマさんは、海で助けを待っている人達を見て、自分が新降下器を使うことを決断します。
兵悟は、「新降下器を一番知っているのはオレです、オレが行きます!!」とシマさんに直談判。
そして兵悟の目をジッと見据えたシマさんは、「よし行け」と一言だけ指示を出しました
この時私は、兵悟の成長とシマさんの変化を強く感じました
以前の兵悟だったら、絶対にこんな場面でシマさんから仕事を任せてもらえなかったと思うんです。
以前のシマさんだったら、新降下器を使う、ましてや自分の可愛い部下に「行け」と言う判断はできなかったんじゃないかと思うんです。
「助けたい」という強い思い、仲間に信頼してもらえる事、仲間を信頼できる事・・・本当に感無量でした
嶋本隊長(軍曹)、一ノ宮副隊長(塾長)、高嶺さん、小鉄さん(北の鉄人)、大口さん、兵悟。
初めはバラバラだった嶋本三隊ですが、海難や訓練を乗り越えるうちに、どんどんまとまっていきます
普段は、お気楽ムードで仲良く和気あいあいとしていて、
海難救助時は、互いに意見をぶつけ合いながら最善の方法を模索する、
そんなチームワーク抜群の隊に成長していきました
それはクセモノ副隊長の誘導や、みんなの世話係的存在の高嶺さんの気配りや、無口で生真面目な小鉄さんのキャラクターや、物怖じしない大口さんのお喋り、
そして新人兵悟のひたむきに頑張る姿勢や、何より新米隊長シマさんの考え方や人柄があったからこそだと思います
フリップを出してきて即席クイズ大会をしたり、救助人形に隊員の名前を付けて真剣に呼んだり、非番の日に全員集合で野球やったり・・・
嶋本隊は、断然楽しいでしょう(笑)
その反面、訓練先でトラブルに遭遇したり、訓練で命を削ったり、危険な新降下器を使ったり・・・
他の隊からは、嶋本隊は「何をしでかすかわからない」トラブルメーカー的存在だと思われていたようです
嶋本隊の最後の訓練の時、隊員たちがシマさんに色々な提案を出しました。
「消火水量40%カットでやりましょう」
「ついでにガンホースも使わずに」
ただでさえ危険な消火訓練、シマさんは隊員たちに確認します。
「お前ら、命の保障はできへんぞ。それでも・・・」
全員揃ってうなづく隊員たち。
みんながあえて口にしなかった言葉を、兵悟が思いっきり言いました。
「三隊最後の訓練ですから、やれるところまでやりましょうよ!!」
それを聞いたシマさん、最高の笑顔全開で答えます。
「三隊最後までアホ呼ばわりや、ええやないか!!」
――シマさんの三隊をアホ呼ばわりしてんのは、どこのどいつだよ~~
いやまぁそこは置いておきましょう、シマさんもにっこりしてたし・・・(笑)
この時にシマさんが思っていた事、それは嶋本三隊の全員の気持ちだったはずです
“うまくいかんこともぎょーさんあったけど、三隊でなら何か出来そうな気がしとった。なんでやろ。
こいつらと一緒にやれて、ほんまによかった。”
これまでのどんな隊とも全然違う、嶋本隊
外野から何と思われてもアホ呼ばわりされても、自分達にとっては最高の隊だった嶋本隊
個性的で、それぞれに特技と役割を持ったメンバー、「6人揃えば何でも出来る!」と思える仲間たち。
刺激を受け、影響を与え合いながら、進化していった1年間
隊員みんな、嶋本隊が大好きだったと思うんです
けれど同じ隊員が全員集合することは、もう二度とありません。
解散してしまうことが、本当に寂しい・・・
でも、“アホの嶋本三隊”で過ごした1年間は、6人の糧となります
経験が、思い出が、気持ちが、消えてしまうことはないでしょう。
これからどこの隊に行こうと、どれだけ時間が経とうと、あの日々は6人の中に残っていくのでしょう。
6人はこの1年で、“アホになれる強さ”を知りました
この強さは、彼らの誇りなのだと思います
彼らの心の強さが、これからもレスキューの幅を広げ、可能性を広げていくのでしょう。
そんな嶋本三隊スピリットを持った彼らが、新隊でどんな活躍を見せてくれるのか・・・それを楽しみにしていたいと思います
嶋本三隊おつかれさま、本当に本当に大好きでした