大島海峡東岸紀行 八よりつづく。
蘇刈(そかる)集落から嘉鉄(かてつorかてぃち)集落へは、小ぶりな峠をひとつ越えていく。
最高地点の標高は、70mほどだろうか。
エンジン付きの乗り物にとっては苦にもならぬ峠だが、人力移動では〔ちょっと一汗〕くらいにはなるだろう。
眺めは、蘇刈→嘉鉄方向がよい。
峠の頂上に伊須(いす)集落への分岐があり、奄美市の住用・名瀬方面への近道となる。

その上り坂の山側斜面を覆ったコンクリートの隙間に花を咲かせているのはタイワンヤマツツジか。

坂を下りきって嘉鉄へ。
県道の南側が集落の主たる部分だが、北側の農地のほうを少し回ってみよう。
瀬戸内町の営農支援センターと、それに付随する施設が目立つ。
緑が広がっているのは、畑が放置されているのではなく牧草を栽培しているようだ。
奄美地方では、近年、肉牛の繁殖が盛んになってきた。
奄美地域で生まれた仔牛が、三重県などに送られて肥育され、松坂牛などのブランド牛になるのだ。
沖縄では既に、〔沖縄産牛肉〕として販促活動を始める動きがあるのだという。

とくに湿り気があるとは思えないところで、チュウサギは虫でも獲っているのか。
バイクの上からカメラを突き出しても反応しなかったが、降りた途端に飛び去ってしまった。

集落に中を抜けて浜に出てみる。
日曜日、初夏の昼過ぎ、誰もいない。

微風の中、かすかにぶらんこが揺れている。
次の清水(せいすい)集落に向かう前に、しばし浜風に吹かれる。




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蘇刈(そかる)集落から嘉鉄(かてつorかてぃち)集落へは、小ぶりな峠をひとつ越えていく。
最高地点の標高は、70mほどだろうか。
エンジン付きの乗り物にとっては苦にもならぬ峠だが、人力移動では〔ちょっと一汗〕くらいにはなるだろう。
眺めは、蘇刈→嘉鉄方向がよい。
峠の頂上に伊須(いす)集落への分岐があり、奄美市の住用・名瀬方面への近道となる。

その上り坂の山側斜面を覆ったコンクリートの隙間に花を咲かせているのはタイワンヤマツツジか。

坂を下りきって嘉鉄へ。
県道の南側が集落の主たる部分だが、北側の農地のほうを少し回ってみよう。
瀬戸内町の営農支援センターと、それに付随する施設が目立つ。
緑が広がっているのは、畑が放置されているのではなく牧草を栽培しているようだ。
奄美地方では、近年、肉牛の繁殖が盛んになってきた。
奄美地域で生まれた仔牛が、三重県などに送られて肥育され、松坂牛などのブランド牛になるのだ。
沖縄では既に、〔沖縄産牛肉〕として販促活動を始める動きがあるのだという。

とくに湿り気があるとは思えないところで、チュウサギは虫でも獲っているのか。
バイクの上からカメラを突き出しても反応しなかったが、降りた途端に飛び去ってしまった。

集落に中を抜けて浜に出てみる。
日曜日、初夏の昼過ぎ、誰もいない。

微風の中、かすかにぶらんこが揺れている。
次の清水(せいすい)集落に向かう前に、しばし浜風に吹かれる。
つづく




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