12月になるまで、24時間を切りましたか。
過去、12月に撮った海の写真は少ないんで、とりあえず12月になっても《11月のフツーの海》で続けてみようかと考慮中です。
2005年11月27日 奄美市住用町山間。
さて、前回《11月のフツーの海 i》の最後にチラっと触れましたが、ここ暫らくタリバンのことを考えています。
もちろん、アメリカ政府がアフガニスタンに対して派遣している兵力を増強する方向で論議していることが念頭にあります。
2005年11月27日 奄美市住用町三太郎峠。
アメリカが主張していることは、とりあえず明確です。
タリバンを放置すればアルカイダ等のテロリストの格好な逃げ込み先になり、第2、第3の『9.11』が発生する危険性がある、と。
もしかしたら、その裏もあるかもしれない。
アフガニスタンに親米的・民主的な政権が樹立できれば、中国とロシアに対する大きな布石にできる、とか。
しかし、そんな『裏事情』を考えても、せいぜいゴルゴ13の原作くらいにしかなりません。
『アメリカはタリバンを壊滅させ、親米的・民主的な政権を成立させたい』という点で留めておきましょう。
2006年11月5日 宇検村船越海岸。
いっぽうのタリバンは、どう考えているのか。
知られている限り、タリバンというのは構成がきっちりした組織ではありません。
極端な話、タリバンを名乗る無数の小グループが寄り集まった、一種の『運動体』に近い存在です。
もちろん、一時にせよアフガニスタンの政権を担ったこともあるのですから、内部の上下関係はあるようです。
しかしそれは、『年長者は絶対的である』というタリバン的な倫理観によるものではないかと思われる部分があります。
2006年11月5日 宇検村船越海岸。
『タリバン』という呼称は、『学生たち』を意味するパシュトゥーン民族(アフガニスタンの人口の半分弱を占める)の言葉で、イスラム神学校の教師と生徒が中心になって作られたものです。
おそらくは、1つ1つの神学校単位で結成されたタリバンは、政権を獲得する過程で連携や合併を繰り返していったのではないかと思われます。
タリバンの揺り篭となったイスラム神学校が幾つあったのか、それはオレには判りません。
アフガニスタンの面積は65万平方キロ、日本の1.7倍です。
34の行政区(州)に分かれています。神学校も、少なくともその程度の数はあったのではないでしょうか。
そして、そんなタリバンに『方針』や『目標』の具体的な最大公約数はあるのでしょうか?
2006年11月5日 大和村今里。
かろうじて考えられるタリバンの最大公約数としての主張というのは、悲しくなるほど閉鎖的です。
「アフガニスタンはイスラムを信仰する人々の国であり、他国の干渉は一切受け付けない。享楽は一切これを禁じ、国民は生産し、生活し、信仰することのみに生きなければならない」
タリバンは、一切の音楽を禁じました。
タリバンは、支配下の地域に住む人々に麻薬の原料であるケシの栽培を奨励し、ケシから合成した麻薬を輸出して武器の購入代金に充てています。
2006年11月5日 大和村志戸勘。
どこでどうしたのか、タリバンとは何かを考えると『幕末』『尊皇攘夷』という言葉がオレのアタマの中に浮かんでは消え、浮かんでは消えていきます。
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過去、12月に撮った海の写真は少ないんで、とりあえず12月になっても《11月のフツーの海》で続けてみようかと考慮中です。
2005年11月27日 奄美市住用町山間。
さて、前回《11月のフツーの海 i》の最後にチラっと触れましたが、ここ暫らくタリバンのことを考えています。
もちろん、アメリカ政府がアフガニスタンに対して派遣している兵力を増強する方向で論議していることが念頭にあります。
2005年11月27日 奄美市住用町三太郎峠。
アメリカが主張していることは、とりあえず明確です。
タリバンを放置すればアルカイダ等のテロリストの格好な逃げ込み先になり、第2、第3の『9.11』が発生する危険性がある、と。
もしかしたら、その裏もあるかもしれない。
アフガニスタンに親米的・民主的な政権が樹立できれば、中国とロシアに対する大きな布石にできる、とか。
しかし、そんな『裏事情』を考えても、せいぜいゴルゴ13の原作くらいにしかなりません。
『アメリカはタリバンを壊滅させ、親米的・民主的な政権を成立させたい』という点で留めておきましょう。
2006年11月5日 宇検村船越海岸。
いっぽうのタリバンは、どう考えているのか。
知られている限り、タリバンというのは構成がきっちりした組織ではありません。
極端な話、タリバンを名乗る無数の小グループが寄り集まった、一種の『運動体』に近い存在です。
もちろん、一時にせよアフガニスタンの政権を担ったこともあるのですから、内部の上下関係はあるようです。
しかしそれは、『年長者は絶対的である』というタリバン的な倫理観によるものではないかと思われる部分があります。
2006年11月5日 宇検村船越海岸。
『タリバン』という呼称は、『学生たち』を意味するパシュトゥーン民族(アフガニスタンの人口の半分弱を占める)の言葉で、イスラム神学校の教師と生徒が中心になって作られたものです。
おそらくは、1つ1つの神学校単位で結成されたタリバンは、政権を獲得する過程で連携や合併を繰り返していったのではないかと思われます。
タリバンの揺り篭となったイスラム神学校が幾つあったのか、それはオレには判りません。
アフガニスタンの面積は65万平方キロ、日本の1.7倍です。
34の行政区(州)に分かれています。神学校も、少なくともその程度の数はあったのではないでしょうか。
そして、そんなタリバンに『方針』や『目標』の具体的な最大公約数はあるのでしょうか?
2006年11月5日 大和村今里。
かろうじて考えられるタリバンの最大公約数としての主張というのは、悲しくなるほど閉鎖的です。
「アフガニスタンはイスラムを信仰する人々の国であり、他国の干渉は一切受け付けない。享楽は一切これを禁じ、国民は生産し、生活し、信仰することのみに生きなければならない」
タリバンは、一切の音楽を禁じました。
タリバンは、支配下の地域に住む人々に麻薬の原料であるケシの栽培を奨励し、ケシから合成した麻薬を輸出して武器の購入代金に充てています。
2006年11月5日 大和村志戸勘。
どこでどうしたのか、タリバンとは何かを考えると『幕末』『尊皇攘夷』という言葉がオレのアタマの中に浮かんでは消え、浮かんでは消えていきます。
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