むかし昔、infoseek という会社が『50MB無料のホームページサービス』というのをやっていました。
いや正確にいうと infoseek だけではなくあちこちの会社がやってたんだけど、オレは infoseek のを利用してたんです。
2003年12月の移住以来、「あっちに行ってきた」「こんなのを見てきた」なんてのを《生活報告帳》と題して、写真をメインにちょこっと短文を付けて公開してたのです。
今回は《お蔵出し》として、そこにUpしてた『第一次請島探検隊』なんつーお馬鹿なのを恥も外聞もなく後悔公開してしまいます。
思い返せば遥かな昔、西暦2003年は12月のことです。
引越し荷物の整理に疲れた私は、誰にともなく「もうこのさき一生、引越しは二回までにしたい」と呟きました。
それを聞きつけた誰かが「どことどこ?」と、いやに具体的に訊いてくるので「加計呂麻と請島」と思いつきで応えてしまいました。
こういう根拠のない思いつきほど後から不思議と思い返されるもので、加計呂麻は、まぁ、少しは知っているつもりなんだけど、請島はまだ一度も行ったことがない。
引越し云々は戯言としても、とりあえず一度は現地踏査を試みるべきではなかろうか。
水は、食料は、ビールは現地調達が可能なのか、亀は生息可能なのか(爬虫類いっぱんの話しよ)?
そんな馬鹿なことを考えていたある日の新聞に、フェリーせとなみゴールデンウィーク中の増便のお知らせが載っています。
普段は一泊しないと往復できない請島・与路島に、それぞれ一日一島ずつ訪れることができるのです。
急遽、観光ガイドをやってる知人に連絡を取ると、
「請島がいいよ。お弁当は忘れずに」おしおしと椎名誠的に決意した私は、請島に向かいます。
題して「第一次請島探検隊」です。
前夜は古仁屋で、バイク仲間の肝ちゃん(from福岡)、音楽仲間のKOJI(from名古屋)、おなじみべんじゃみんと飲みまくり、そのまま泊まって迎えた朝、古仁屋港からフェリーせとなみに乗って請島に向かいます。
かなりの曇天ですが、雨に降られなければそれでよし。
瀬戸内町が世界に誇る、フェリーせとなみ。
請島に2つある港のうち、古仁屋から近い側の請阿室港です。
なんという海の色だと驚きました。
とりあえず、同じ請島のもうひとつ先の池地で下船することにしました。
池地と請阿室を一日で楽しむために、池地から請阿室へ歩いて移動するか、せとなみが与路島まで行って帰る便で移動するか、そこらへんは足の向くまま気の向くまま、という思慮深い決定です。
池地に向かう船上から、小さなビーチを発見。
遠浅の池地港では、下船してから集落まで100mほど歩きます。
池地のメインストリート。
この中継アンテナの威力で、docomoの携帯はアンテナ3本が表示されます
お墓は、琉球風と和風がランダムに並んでます。
奄美の墓地はたいていどこもそうなんですけど、ここは琉球率がちょっと高いような気がします。
海上から見つけたビーチは、池地集落から歩いて30分ほど。
残念ながらこの時は、水道管が破断しているそうで、トイレもシャワーも使えない状態でした。
池地から請阿室への移動は、与路島から戻ってきたせとなみに乗ることにしました。
池地と請阿室の距離は4kmだとのことですが、標高は低いとはいえ、山道を登ったり下ったり、かなりキツイ行程になるようです。
せめて自転車でも持ってくれば、チャレンジする価値はあると思うのですが、その点は、第二次探検隊の課題とすることにします。
池地港の待合所で「請阿室までの切符をください」と言ったら、「乗る人がおらんからねぇ…」料金表を見つけるのに3分ほど掛かりました。
結局、いくらで乗ったんだっけ?
帰ってきて調べた料金とはちがっていたような…(笑)。
請阿室の集落を歩いていると、ヤギの母子に出会いました。
この白黒ブチの子が可愛くて、一瞬、連れて帰りたくなりました。
カメラを構えていたら、ヤギのお母さんと目が合って、なんだかとても申し訳ない気持ちになりました。
いちにちほとんど晴れ間がなかったのですが、それでも、目的なしにうろうろ歩けば、当然、のどが渇きます。
池地には、道沿いに自動販売機が二台見つかったのですが、請阿室ではフェリーの待合所内の販売機は電源が切られています。
勝手にコンセントを差し込んでやろうかとも考えましたが、少しでも冷えた飲み物が欲しくなって、近くを歩いていたおじさんに商店を尋ねました。
一軒目の、どう見ても普通の民家はお出かけ中。
二軒目の、それよりはかなり商店ぽいお店で、ポカリスエットの細缶二本とキリン端麗一本を買って、待合所前の小さな芝生に座り込んで飲みました。
第一次請島探検隊の出した結論は、
①チャリがあれば行動半径が広がる
②池地の方が楽しめそうだ
③食糧だけでなく、飲料も持参すべし
④ビキニの似合う女性と一緒ならばなお良しというものでした。
よって、第二次請島探検隊への参加者を募集します。
応募要綱は、メールにてご連絡いたしますので…。
不思議なことに、もうじき7年経つのに応募者が居ません。
どうしちゃったんだろう?
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いや正確にいうと infoseek だけではなくあちこちの会社がやってたんだけど、オレは infoseek のを利用してたんです。
2003年12月の移住以来、「あっちに行ってきた」「こんなのを見てきた」なんてのを《生活報告帳》と題して、写真をメインにちょこっと短文を付けて公開してたのです。
今回は《お蔵出し》として、そこにUpしてた『第一次請島探検隊』なんつーお馬鹿なのを恥も外聞もなく
思い返せば遥かな昔、西暦2003年は12月のことです。
引越し荷物の整理に疲れた私は、誰にともなく「もうこのさき一生、引越しは二回までにしたい」と呟きました。
それを聞きつけた誰かが「どことどこ?」と、いやに具体的に訊いてくるので「加計呂麻と請島」と思いつきで応えてしまいました。
こういう根拠のない思いつきほど後から不思議と思い返されるもので、加計呂麻は、まぁ、少しは知っているつもりなんだけど、請島はまだ一度も行ったことがない。
引越し云々は戯言としても、とりあえず一度は現地踏査を試みるべきではなかろうか。
水は、食料は、ビールは現地調達が可能なのか、亀は生息可能なのか(爬虫類いっぱんの話しよ)?
そんな馬鹿なことを考えていたある日の新聞に、フェリーせとなみゴールデンウィーク中の増便のお知らせが載っています。
普段は一泊しないと往復できない請島・与路島に、それぞれ一日一島ずつ訪れることができるのです。
急遽、観光ガイドをやってる知人に連絡を取ると、
「請島がいいよ。お弁当は忘れずに」おしおしと椎名誠的に決意した私は、請島に向かいます。
題して「第一次請島探検隊」です。
前夜は古仁屋で、バイク仲間の肝ちゃん(from福岡)、音楽仲間のKOJI(from名古屋)、おなじみべんじゃみんと飲みまくり、そのまま泊まって迎えた朝、古仁屋港からフェリーせとなみに乗って請島に向かいます。
かなりの曇天ですが、雨に降られなければそれでよし。
瀬戸内町が世界に誇る、フェリーせとなみ。
請島に2つある港のうち、古仁屋から近い側の請阿室港です。
なんという海の色だと驚きました。
とりあえず、同じ請島のもうひとつ先の池地で下船することにしました。
池地と請阿室を一日で楽しむために、池地から請阿室へ歩いて移動するか、せとなみが与路島まで行って帰る便で移動するか、そこらへんは足の向くまま気の向くまま、という思慮深い決定です。
池地に向かう船上から、小さなビーチを発見。
遠浅の池地港では、下船してから集落まで100mほど歩きます。
池地のメインストリート。
この中継アンテナの威力で、docomoの携帯はアンテナ3本が表示されます
お墓は、琉球風と和風がランダムに並んでます。
奄美の墓地はたいていどこもそうなんですけど、ここは琉球率がちょっと高いような気がします。
海上から見つけたビーチは、池地集落から歩いて30分ほど。
残念ながらこの時は、水道管が破断しているそうで、トイレもシャワーも使えない状態でした。
池地から請阿室への移動は、与路島から戻ってきたせとなみに乗ることにしました。
池地と請阿室の距離は4kmだとのことですが、標高は低いとはいえ、山道を登ったり下ったり、かなりキツイ行程になるようです。
せめて自転車でも持ってくれば、チャレンジする価値はあると思うのですが、その点は、第二次探検隊の課題とすることにします。
池地港の待合所で「請阿室までの切符をください」と言ったら、「乗る人がおらんからねぇ…」料金表を見つけるのに3分ほど掛かりました。
結局、いくらで乗ったんだっけ?
帰ってきて調べた料金とはちがっていたような…(笑)。
請阿室の集落を歩いていると、ヤギの母子に出会いました。
この白黒ブチの子が可愛くて、一瞬、連れて帰りたくなりました。
カメラを構えていたら、ヤギのお母さんと目が合って、なんだかとても申し訳ない気持ちになりました。
いちにちほとんど晴れ間がなかったのですが、それでも、目的なしにうろうろ歩けば、当然、のどが渇きます。
池地には、道沿いに自動販売機が二台見つかったのですが、請阿室ではフェリーの待合所内の販売機は電源が切られています。
勝手にコンセントを差し込んでやろうかとも考えましたが、少しでも冷えた飲み物が欲しくなって、近くを歩いていたおじさんに商店を尋ねました。
一軒目の、どう見ても普通の民家はお出かけ中。
二軒目の、それよりはかなり商店ぽいお店で、ポカリスエットの細缶二本とキリン端麗一本を買って、待合所前の小さな芝生に座り込んで飲みました。
第一次請島探検隊の出した結論は、
①チャリがあれば行動半径が広がる
②池地の方が楽しめそうだ
③食糧だけでなく、飲料も持参すべし
④ビキニの似合う女性と一緒ならばなお良しというものでした。
よって、第二次請島探検隊への参加者を募集します。
応募要綱は、メールにてご連絡いたしますので…。
不思議なことに、もうじき7年経つのに応募者が居ません。
どうしちゃったんだろう?
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