えー、6月も残すところあと僅かとなったところで、こうして《奄美のフツーの海》の6月分第1回目の公開に至ったことは、あー、まことに欣快の至りと申せると、皆様方におかれましてもご同様の感想をお持ちいただいておりますこと、うー、やはりその、為せば成る為さねば成らぬという諺とともに、少年よタイシを抱けと申されたかの札幌農学校のクラーク先生もまた、んー、当方といたしましても欣喜雀躍といいますか、空前絶後と申し上げた方が、或いは文語表現としての正確さに鑑みまして・・・。
2004年6月10日 瀬戸内町須手(すで)にて
6月29日、沖縄地方の梅雨明けが発表されました。
思い起こせば5月18日、ほぼ同時に梅雨入りが発表された奄美地方は、未だ梅雨明けの発表はありません。
今のところ九州地方まで北上している梅雨前線が、太平洋上の高気圧の移動により、再び南下すると予測しているのでしょう。
こういうタイミングで颱風でも一丁来てくれれば一気に梅雨明けになるんですが、天気というヤツ、そうそうニンゲンの思う通りには働かないもんです。
こないだデキた颱風も、さほど成長しないまんま大陸に向かい、そろそろ消え去ろうとしています。
上の写真は、珍しく6月に直撃した2004年の台風4号を避けて奄美大島と加計呂麻島の間の大島海峡に避難している多数の船舶。
いちばんちっちゃい加計呂麻フェリーだけが航行を続けています。
なんだか健気で、自分で撮った写真ながら気に入ってます。
2005年6月1日 瀬戸内町嘉徳(かとく)にて
2004年は非常に颱風の襲来が多かった年で、4号にはじまって6号、少し間があいて15、16、18号、21号から24号まで4連発と、9つの台風が直撃あるいは近海通過で、あちこちに様々な影響を及ぼしました。
上の写真は、砂浜の幅がおよそ1/4にまで減ってしまった嘉徳海岸。
撮影している位置の真後ろにアダンの防風林があったんですが、砂浜とともに根こそぎ崩れてしまいました。
自然界への影響は、だいたい忘れた頃にやって来る。
颱風のせいばかりでもないと思うんですけどね。
2004年は、冬から春先にかけて湾内で海砂を採取する船が操業してたし、嘉徳川の水源地でゴミ捨て場を作るといって相当な面積の樹木を伐採してたし。
林道の舗装工事も2004年だったよな。
2005年6月4日 奄美市名瀬有良(ありらorあった)にて
この海岸も、いつまでこんなかね?
有良集落の横の山には灯台がありまして、2005年からちょいちょい行くようになったのですが、一昨年かな、汚泥処理場というのが出来上がりまして、けっこうな面積の土地を切り開いてちゅうか小さな丘一つさっぱり消してしまったんですわ。
まぁ、直接の影響が出るのは集落の反対側の、陸からではとても行けない側だろうと思いますけど。
2005年6月4日 龍郷町安木屋場(あんきゃば)にて
2008年後半からの世界同時不況で、もともと仕事がない離島では、あちこちで公共工事を捻出しました。
てか、搾り出したって感じ?
安木屋場集落の裏山から、奄美自然観察の森っていう、ほとんどそのまんま山の中みたいな公園へ細い林道が通ってるんですけど、この林道もこの冬、公共工事の対象になりました。
今までは軽トラや四駆がほそぼそと通る他は、たまに爆音を轟かせて走る不届きなオフロード・バイク(って、オレか)しか通れなかったのですが、今ではどうなっていることやら。
見たくもないってのが本音ですね。
2005年6月5日 奄美市名瀬大熊(だいくま)にて
もちろん、公共工事で助かった人は大勢居ます。
オレの知ってる人も居ます。
だから一歩的に文句は言いたくないんですけど。
でも、単純に山を崩したり道路の幅を拡げたりする以外の公共工事って出来ないもんでしょうか、と。
なんか、気分がクラくなってきましたな。
2005年6月5日 奄美市名瀬有良(ありらorあった)にて
尻すぼみですけど、このへんで。
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2004年6月10日 瀬戸内町須手(すで)にて
6月29日、沖縄地方の梅雨明けが発表されました。
思い起こせば5月18日、ほぼ同時に梅雨入りが発表された奄美地方は、未だ梅雨明けの発表はありません。
今のところ九州地方まで北上している梅雨前線が、太平洋上の高気圧の移動により、再び南下すると予測しているのでしょう。
こういうタイミングで颱風でも一丁来てくれれば一気に梅雨明けになるんですが、天気というヤツ、そうそうニンゲンの思う通りには働かないもんです。
こないだデキた颱風も、さほど成長しないまんま大陸に向かい、そろそろ消え去ろうとしています。
上の写真は、珍しく6月に直撃した2004年の台風4号を避けて奄美大島と加計呂麻島の間の大島海峡に避難している多数の船舶。
いちばんちっちゃい加計呂麻フェリーだけが航行を続けています。
なんだか健気で、自分で撮った写真ながら気に入ってます。
2005年6月1日 瀬戸内町嘉徳(かとく)にて
2004年は非常に颱風の襲来が多かった年で、4号にはじまって6号、少し間があいて15、16、18号、21号から24号まで4連発と、9つの台風が直撃あるいは近海通過で、あちこちに様々な影響を及ぼしました。
上の写真は、砂浜の幅がおよそ1/4にまで減ってしまった嘉徳海岸。
撮影している位置の真後ろにアダンの防風林があったんですが、砂浜とともに根こそぎ崩れてしまいました。
自然界への影響は、だいたい忘れた頃にやって来る。
颱風のせいばかりでもないと思うんですけどね。
2004年は、冬から春先にかけて湾内で海砂を採取する船が操業してたし、嘉徳川の水源地でゴミ捨て場を作るといって相当な面積の樹木を伐採してたし。
林道の舗装工事も2004年だったよな。
2005年6月4日 奄美市名瀬有良(ありらorあった)にて
この海岸も、いつまでこんなかね?
有良集落の横の山には灯台がありまして、2005年からちょいちょい行くようになったのですが、一昨年かな、汚泥処理場というのが出来上がりまして、けっこうな面積の土地を切り開いてちゅうか小さな丘一つさっぱり消してしまったんですわ。
まぁ、直接の影響が出るのは集落の反対側の、陸からではとても行けない側だろうと思いますけど。
2005年6月4日 龍郷町安木屋場(あんきゃば)にて
2008年後半からの世界同時不況で、もともと仕事がない離島では、あちこちで公共工事を捻出しました。
てか、搾り出したって感じ?
安木屋場集落の裏山から、奄美自然観察の森っていう、ほとんどそのまんま山の中みたいな公園へ細い林道が通ってるんですけど、この林道もこの冬、公共工事の対象になりました。
今までは軽トラや四駆がほそぼそと通る他は、たまに爆音を轟かせて走る不届きなオフロード・バイク(って、オレか)しか通れなかったのですが、今ではどうなっていることやら。
見たくもないってのが本音ですね。
2005年6月5日 奄美市名瀬大熊(だいくま)にて
もちろん、公共工事で助かった人は大勢居ます。
オレの知ってる人も居ます。
だから一歩的に文句は言いたくないんですけど。
でも、単純に山を崩したり道路の幅を拡げたりする以外の公共工事って出来ないもんでしょうか、と。
なんか、気分がクラくなってきましたな。
2005年6月5日 奄美市名瀬有良(ありらorあった)にて
尻すぼみですけど、このへんで。
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