「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

「超電導磁気浮上式鉄道技術評価委員会」の変遷! パート2!

2013年07月15日 06時46分54秒 | 日記
 おはようございます。一昨日「超電導磁気浮上式鉄道技術評価委員会」のメンバーが平成21年4月24日から変更されたことを取り上げました。昨日11人の経歴を調べ直しました。びっくりしました。2人以外は「東京大学」関係者でした。
 資料に載っている肩書きと、「経歴・学歴」等を一覧表にまとめてみます。

委員長 森地 茂氏 
政策研究大学院教授 昭和41年3月 東大工学部卒 国鉄入社 東工大学教授 

委 員 
上野照剛氏
九州大学特任教授 九州大学工学部卒 九大工学部教授東大医学部教授
大崎博之氏 
東京大学教授     東大工学部卒 東大工学部助教授 東大大学院教授
古関隆章氏 
東京大学准教授    東大工学部卒 東大大学院助教授 
小山幸則氏 
京都大学教授     京都大学卒  国鉄入社 鉄道総合技術研究所 
杉山武彦氏 
一橋大学長     一橋大学商学部卒 一橋大学商学部長
須田義大氏 
東京大学教授      東大工学部卒 東大大学院教工学博士
辻本 誠氏 
東京理科大学教授  東大工学部卒 東大工学博士 名古屋大学工学部教授
永井正夫氏 
東京農工大教授     東大工学部卒 東大工学博士
藤間陽三氏 
東京大学教授       東大工学部卒 東大大学院工学博士
水間 毅氏 
交通安全環境研究 東大工学部卒 東大大学院工学博士交通システム研究領域長 

 委員長の森地氏は国鉄に入社しておりJR東海とは身内のような関係です。しかも、1992年からリニア推進の急先鋒を担ってきた「中央新幹線沿線学者会議」のメンバーであります。(平成22年12月2日の中津川での期成同盟会の講師を務めた資料には、学者会議の代表になっています。)
 見事に東大出身者で占められています。東大工学部卒が8名、上野氏は途中で「東大医学部教授」に就いています。小山氏は国鉄に入社し「鉄道総合研究所」に係っており、リニアの開発に携わったと思われ、この方も身内です。これを「学閥」と言うのではないでしょうか。 

 ついでに、「中央線小委員会」も調べました。古関隆章氏、小山幸則氏、辻本誠氏の3名は兼任であります。難しいことは分かりませんが、自分たちで決めたことを基に、新たな判断をする場へ再び登場するということは本来あってはならない事ではないでしょうか。
 委員長の家田仁氏は、「東大工学部卒」で森地氏と同じで、「国鉄入社」です。村上清明氏が「三菱総合研究所参与」となっていますが、「東大工学部卒」であります。村上氏の所属する「三菱」はリニア開発に係っていると言われており、中立とは言えず人選が間違っているし、辞退すべきではないでしょうか。

 平成21年7月28日に「御墨付き」を与えた「超電導磁気浮上式鉄道技術評価委員会」の内実は、思っていたより偏った人選による「茶番劇」でありました。
 

「中央線小委員会」においても、JR東海の意向に沿って、国交省の官僚が書いたストリーを基に、専門的なレクチャーがあっても殆ど質問は無く、淡々とスケジュールをこなし、実質審議は無く幕を閉じました。
 私は前に「出来レース」「アリバイ審議会」と書きましたが、間違っていなかったことを改めて確信しました。

 平成22年の「リニア中央新幹線岐阜東濃駅設置促進講演会」の資料を貼り付けます。

    




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1 コメント

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家田仁 (おやじのぼやき)
2013-07-15 11:41:25
いつも情報ありがとうございます。またご活動に賛意を表します。

この方はリニアもダムもお好きな様ですね。
こちらでも委員長です。http://www.ktr.mlit.go.jp/shihon/shihon00000073.html
まさに土木ムラの村長といったところでしょうか。
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