ポーラロー |
先週末の大雪の頃、興味ある記事を見つけた.. お題目は 冬のミニ台風「ポーラーロー」が日本海に出現
投稿していたのは 気象予報士/青山学院大学・静岡大学非常勤講師の 饒村曜(にょうむら よう)さん
以下がその時の文章
低気圧のほとんどは、
暖気団と寒気団の境目の温度差が大きい場所(前線上)で冷たい空気が温かい空気が冷たい空気の下に潜り込むことによって生じる温帯低気圧か、
水蒸気が豊富な熱帯の海上で水蒸気が凝結することによって生じる熱帯低気圧(台風)です。
このため、温帯低気圧は暖気と寒気の境目の気温変化が大きい場所(気温傾度が大きい場所)、つまり、前線上で発生します。
また、熱帯低気圧は水蒸気が豊富にある熱帯の海上である暖気内で発生します
しかし、寒気内で発生する例外もあります。 それが、日本海北部に出現している極低気圧、英語で「polar low(ポーラーロー)」です。
地上天気図では、前線を伴わない小さな低気圧として描かれます。
前線を伴わない小さな低気圧
ポーラーロー
気温が非常に低い寒気団が凍っていない海の上を通過する時に大気が不安定となって発生するのが、ポーラーローです。
名前の通り、多くは気象衛星以外の気象観測がほとんどない両極地方で発生し、前線を全く持たないこと、
雪雲による数百キロメートルの渦巻が形成されていることが特徴的です。
近年になってようやく研究がスタートしたころから未解明な点も多いのですが ミニ台風と呼ばれることがあるように、見かけ上は台風に似ています。
大きさが1000キロメートル以上もある温帯低気圧や大型の台風と比べれば、規模が小さな低気圧ですが、
時として大雪や暴風、雷など激しい気象状況をもたらすことがあります。
雲の動き
このポーラーローは、例外的に、北極から遠く離れた日本海でも発生します。
ユーラシア大陸からの冷たい寒気が、北極海や南氷洋に比べれば非常に温かい対馬暖流の上を移動しますので、
下層と上層の温度差が極地方の海上並みに非常に大きくなることがあるからです。
冬季、きれいな渦を巻いている雲の集団が日本海にある場合は、ポーラーロウの可能性が高く、
この雲の通過時には、一時的に強い降水や雷、降雹、突風や竜巻などの現象を引き起こす可能性があります。
規模が小さく長続きしない場合でも、大きな災害を引き起こすことがありますので、
気象衛星から見て、雲の渦が接近しているときは警戒が必要です。
風の動き
と・・
以前、ロシアの、たぶん、カラ海付近で発生した渦を巻いた低気圧が1週間ほどかけて南下してきて、日本に接近した記憶があるのだが・・
『すっげ~なあ』と思ったことがあったのだが あれがポーラーローだったのかも知れない
あの時も大雪が降ったような気がする
・・・
今は二十七節気では 立春 だ しかし明日から立春を三分割した末候に入る 「魚上氷(うおこおりをいずる)」
次は、 雨水 に進む 降るものは雪ではなく雨に変わる季節になって行く・・
あとひと月もしないうちに、河津桜が咲く・・
その前に、去年は来なかったヒレンジャクを見たいのだが・・ヤドリギの実の熟し具合も確認しておかなくては・・
その前に
今宵は「立待月」、明日・明後日は満月を過ぎているので、星を見るには絶好の日和になりそうだ 今週一杯は日差しがある
が
晴れていても 工場や車の排気ガスで星の見えにくい我が地域・・
オリオン座大星雲、プレアデス星団(昴)などが どのくらいきれいに見えるか・・
あぁ 今週は稲沢の知人の写真展がある・・あそこには、ついでに見て回るところがなくて
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