暇な月日をだらだらと・・・・・爺々放談   Since 2009.01.01

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       ~ my winding road ~

白いチシマギキョウ

2009年07月07日 07時07分07秒 | 一枚の中の記憶(旅・花など)

白いチシマギキョウ




一枚の中の記憶 それは 白いチシマギキョウ

以前、御嶽は夜行日帰りの山だった。一度、濁河温泉から登ったことはあるが 田ノ原からの往復がほとんどだ。
母ちゃんが山(花?)を好きになり田ノ原から泊りがけで登ったときのことです。

五ノ池山荘が改築中だったので二ノ池別館に泊まり翌日継子岳経由でロープウェイで鹿ノ瀬に下山しました。
母ちゃんにとって初めての3000m超えでした。

曇り空の中、田ノ原から上り始めると、イチヤクソウやヨツバシオガマなどがすぐに顔を見せてくれました。
遠くの景色はほとんど見えなかったため ただのんびり登るだけ、
高度が上がると共にオンタデやコイワカガミ等が目に入ってきます。

硫黄の臭いがし始めると王滝頂上だ。ここで恒例の <<おしるこ>> を一杯いただき 剣ヶ峰(頂上)へ
(最近は剣ヶ峰をトラバースし、二ノ池へ行っています)
頂上は風が強く、早々に二ノ池へ移動開始、

二ノ池本館を過ぎるとすぐにクモマグサやチシマギキョウが眼に入る。
二ノ池別館に荷物を置いて、母ちゃんはガスの中を初めて見たクモマグサを撮りに出て行った。

翌日は、風は強いものの晴れ
賽の河原を過ぎ、摩利支天山をトラバースして飛騨頂上へ、途中には色々な花がさいている。
(摩利支天山から見下ろす飛騨頂上方面の景色は素晴らしいの一言! 五ノ池小屋のHPを見ると・・・)
五ノ池山荘の裏手の風衝地がコマクサの群生地だ、継子岳の風衝地にも咲いている。

この辺から継子岳周辺は ライチョウ の生息地、よく出会う。
(二ノ池別館付近でも見たことがある)

この先で、何気なく足元を見たとき眼に入ったたのがこの『白いチシマギキョウ』
何気なく見たものが初めてのもの! これは結構ショッキングなものです。
 
『これは貴重なものなので、場所は教えないで』と、五寸釘を刺されています。

御嶽には花が無い! と言う風評が今もある・・・・でも、それはそれで いいんじゃないか と思っている。
否定することはない 知っている人だけが種類や量が少ないだけだよと・・・


賽の河原近くより 剣ヶ峰を望む  真ん中の白いのは二ノ池の残雪


二ノ池と残雪  右側の建物は二ノ池本館


三ノ池を見る   四ノ池・飛騨頂上 の分岐より


イチヤクソウ(日陰の登山道)    と  クモマグサ(二ノ池別館付近)
 

オトギリソウ(三ノ池トラバース道) と  コマクサ(飛騨頂上付近)
 

チシマギキョウ(二ノ池別館付近)  と  イワギキョウ(王滝頂上付近) 
 

この山に登るときは、この花が咲いているのを確認しに行っているようなものだ。
コメント (1)
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