なだれ込み研究所の一日

物語作家を目指すもの書きが、ふとしたことから変な事務所で働くことに!
日々なだれ込んでくる人や仕事、モノやコト観察記。

毎週水曜日は

2006-10-04 23:52:54 | スローライフ
毎週水曜日は、NPOスローライフ定例会議の日なのだが、今日からそれに「静岡新聞の夕刊が待ち遠しいぞ!」が加わった。
なんと、NPO法人スローライフ掛川のI村代表が、静岡新聞夕刊一面のコラム「窓辺」に執筆する。今日の夕刊から始まって、3ヶ月間の長丁場。毎週水曜日が担当である。

「書いても書いても、原稿の締め切りがどんどん来るのは苦しいねえ」
「おっ、I村代表。売れっ子作家みたいですねえ~、ひゅーひゅー」
と、代表をからかう事務局K住であった。

さて、そのI村代表、今日はスローライフの視察でF市から見えた議員さん9名の対応と、静岡の情報誌『笑顔』の取材をこなしてくれた。ホッチキス止めから視察対応まで、代表の仕事は幅広い。
この中で、印象的だった言葉を紹介します。
「取材や視察対応をすることで、常に原点に戻ることができる」
おお~。思わず、「よっ、日本一!」と声を掛けそうになった私である。

午後7時からの定例会議でも、「なるほど!」とうなったことがあった。仕立て方一つ、表現のしかた一つで、面白さが2倍にも3倍にもなるということ。
10月に行われるセッション「時空が生活を変える」は、化石掘りと星空観察を行うのだが、「なぜその組み合わせなのか」を議論し、深く掘り下げていくことで、様々なことが見えてきた。

「化石を見ることは、大地の過去を見ることであり、星を見ることは、天空の過去を見ることである」
「また、空を見ることは、まだ光が届いていない未来の星を見ることでもある」
「三億年前の化石は、三億光年離れた星に照らされていたかもしれない。でも、その星の光は、三億年前に放たれた光であり、今はもう存在していない……」

完全に頭が文系の私は、何が何やらさっぱり混乱してしまったのだが、天と地、そして過去と未来のロマン、を感じたのは確かである。
ここからどうやって、この実際本当に魅力的なセッションを、魅力的に映るよう仕立てるか、そして魅力的に感じてもらえるよう表現するか、が大事なのである。
私のなだれ込み研究所の名刺には「表現計画担当」とあるのだが、まさに魅力的な商品となるよう、仕立て、表現するのが私の仕事なのである。

それぞれが、それぞれの役割の中で、自分というものを発見する。定例会議には、そんな意味合いもあるのかもしれない。

本日、10月4日水曜日、静岡新聞夕刊の「窓辺」を、ぜひご覧下さい。