
BMW等オートバイのブレーキシステムは複雑です。
インテグラルABSを装備しているとブレーキフルードの
エア抜き等は交換手順がディーラ等で行う方が安心です。
一応自動車業を主としているため整備等には興味があるので
恐る恐る作業を行ってみました。
最初はBMWのインテグラルABSユニットのシステムを理解して
サーボモーターが装着してあるということでこの辺りがやや難度が高いです。

それでは作業を開始してみましょう!
シート横のサイドカウルを外していきます。
リアのブレーキ用オイルカップとフロントブレーキ用のABSユニットに
供給されているオイルタンクが見えてきます。
ちなみにリアのブレーキフルードを交換する際は普通のオートバイのように
フルードを給油しながらエア抜きを行えば問題なくフルード交換ができます。
しかし、フロントブレーキはフロントブレーキのキャリパーニップルを緩めて
ブレーキレバーを握ってもフルードのエア抜きは行えません!

フルードを給油するキャップは2つありますが奥側がABSユニット内部用の
フルード給油口です。給油口に大きめのジョウゴを差し込んでフルードを
たっぷり入れてからスタンバイです。

イグニッションをONにしてレバーを握るとサーボモーターの「キーーーー」っと
音がします。この作業の時はバッテリーの電源は完全な物を装着しておきましょう。

ブレーキフルードはDOT4を選択します。
ジョウゴに並々フルードを入れておきます。


フロントキャリパーのニップルを緩めると勢いよくフルードが排出されます。
モーターがオイルを圧送するためフルードの減りがすごく早いですので
空にならないように気を付けます。

左右のキャリパーからエア抜きを行い作業は完了です。
ブレーキタッチの感触も良くなって一安心です。
警告灯も点灯することはなく作業が終了となりました。
*当店の作業方法はディーラと同じ作業手順、工具を用いていませんので
自己責任で行ってください!心配な方はディーラ様で作業を依頼してください。
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