猛烈な台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)の直撃で
甚大な被害が出てしまっているフィリピン。
レイテ島などでは、電力・物資の不足や氾濫する情報から
絶望感が蔓延し、生き延びるための略奪が後を絶たないという。
唯一の携帯電話充電施設である電力配給所に並ぶ人々の映像を
テレビの映像で見たけど、なかなか順番がまわってこない
まわってきても少しでも早く使いたい、という人々が
我先にといった思いから、充電器を取り合っていた。
また、ガソリンをガソリンスタンドから略奪する人々の
映像やインタビュー、なかには遺体からも。。。
救援物資は届いているようだけど
それを配給する人員が完全に不足してしまっているらしい。
人口22万人のレイテ州の州都タクロバンでは
台風襲来後、全市に警察部隊の大半を動員しているが
態勢を回復できないでいる。また、
軍隊の遺体回収班は1万人と予想される数と惨状に圧倒され
回収が間に合わない状況、とのこと。
全く食事ができず、家族とも連絡が取れず安否が分からない
今後も回復も見えない状況下では不安が大きくなるばかりで
批難している人々の気持ちはどんどん荒んでしまう。
日本の自衛隊も現地に行っているので
なんとか現地の人々の気持ちを和らげることにつながるよう
救援に尽力してもらうことを祈るばかり。
そして、僕らができることを考え、行っていきたい。
東日本大震災で、世界から支援してもらった恩に報いるためにも
今するべきことを日本として、日本人としてやらなくては!