このほど、ハワイ沖で見つかった旧日本海軍の潜水艦。
燃料の補給なしで、地球を1周半でき
水上機を3機格納できる攻撃力
それまでの潜水艦の常識を覆す斬新さ。
この技術がソ連に流れることを恐れたアメリカが
わざわざ深海に沈めたというのだから驚きだね。
戦争を肯定する訳では全くないけれど
当時の日本の技術力の高さに誇りを感じた。
先日、町工場の技術を結集して、深海探査を行った皆さんの挑戦が
ニュースとして大々的に話題になっていたけど
この日本人の探究心というか、技術の追求にかける情熱は
いまだに日本には息づいていることに勇気づけられた。
僕らには、このDNAがある。
日本人の精神がある。
だから、自分が信じることをとことん追求して
みんなで笑いあえる結果を求め、新しいことを成し遂げる。
それができるんだと、という自信を与えてもらった想いだよ。
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ハワイ大学の研究所は、第2次世界大戦後の1946年に米海軍によって
沈められた旧日本軍の巨大潜水艦「伊400型」が
オアフ島沖の海底に沈んでいるのを発見したと発表した。
伊400型潜水艦は、オアフ島南西沖の深さ約700メートルの海底で
8月に発見され、米国務省と日本政府に連絡した後に発表したという。
伊400型潜水艦は全長約120メートル。姉妹艦2隻と合わせて
当時としては世界最大の潜水艦だった。
燃料補給を行わずに世界のどこへでも到達できる能力を持ち
当初は米本土を攻撃することも想定。800キロあまりの爆弾を搭載できる
翼折りたたみ式の水上機3機を格納し、事実上の潜水母艦としての性能を持っていた。
結局米本土攻撃には使われず、限定的に運用されたのみで1945年の終戦を迎えた。
今回見つかったのは、終戦時に米海軍が拿捕した日本の潜水艦5隻の中の1隻で
調査のためハワイに送られていた。しかし第2次大戦後に旧ソ連と米国との緊張が高まる中
伊400型の先進的な技術がソ連海軍の手に渡ることを恐れて、米海軍が沈没させたという。
米海洋大気局(NOAA)の専門家によると、同艦の斬新な設計は
それまで対艦兵器としかみなされていなかった潜水艦の用途を一変させるものだった。
「第2次世界大戦後の潜水艦は、この方向で実験と設計の変更が行われ
核の時代の弾道ミサイル発射能力を持った米軍潜水艦に行き着いた」という。