面河山岳博物館へようこそ!

石鎚山系と久万高原の自然、博物館の活動などを紹介するブログ

特別展が始まりました!

2008-07-19 17:59:30 | 展示・イベント

本日より特別展「おもごでワッショイ!むしの夏祭り」がスタートしました。
団体さんや家族連れなど、100名を超える入館者で賑わいました。
やはり人気があるのは生きた昆虫。
自由に触ることができるカブトムシ、クワガタムシコーナーは大混雑でした。

現在、飼育中の昆虫は、ナキイナゴ、イナゴモドキ、ハダカササキリモドキ、オオカマキリ(幼虫)、エダナナフシ、ヤスマツトビナナフシ、オオヘリカメムシ、オオツノカメムシ、ヒゲコガネ、カブトムシ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、アカアシクワガタ、ミヤマクワガタ、オオゾウムシの15種です。
いつもこれら種類が展示されているとは限りません。
何が見れるかは、来てからのお楽しみです。


むしの夏祭り準備中その3

2008-07-13 13:46:30 | 展示・イベント

役場のTくんに頼んで展示室内に飾るお神輿の模型を作ってもらっています。
写真は製作途中のものです。
材料はなんとダンボール箱とスプレー塗料のみ。
美しい屋根のカーブは、ダンボールで作ったとは思えません!
完成が楽しみです。

その他、お祭りを演出するウチワやノボリ、屋台なども手作りしています。
ちなみに今回の特別展は「お祭り」ではなく、「昆虫」がテーマですのでお間違えなく。
先日、たこ焼きやくじ引きの屋台を出したいのですが、という問合せがありました・・・Img_8313


鳥の死体で発見したヒメコブスジコガネ

2008-07-12 18:32:10 | 自然

死体に集まる昆虫を採集するため、建物にぶつかって死んだヤマガラを面河渓の森の中に仕掛けておきました。
最初はハエの幼虫やシデムシ、エンマムシ、ハネカクシなどばかりですが、羽毛と骨だけになると、コブスジコガネがやってきます。
ごつごつした体がなんともしぶい!でも、体長は5、6mmしかありません。
動物の死体が土に還るまでには、新鮮な時期、ぐちゃぐちゃに腐った時期、骨と皮ばかりで乾燥した時期があり、それぞれの時期に見られる昆虫の種類は大きくことなります。
コブスジコガネの仲間は、古い死体が好きで、羽毛と骨だけになったころにやっと集まってきます。
四国からは5種類が知られています。
さて、石鎚山系には一体何種類が生息しているのでしょう?

上の写真:ヤマガラの死体の上のヒメコブスジコガネ(中央にいます。)
下の写真:ヒメコブスジコガネ

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むしの夏祭り準備中その2

2008-07-10 15:54:35 | 展示・イベント

特別展で展示するプラスチック封入標本をつくっています。
樹脂に硬化剤を加え、固まらないうちに昆虫の乾燥標本を閉じ込めますが、ちょっとしたコツのいる難しい作業。
冷や汗たらたら、慎重に慎重に作業を進めていますが、うまく完成するでしょうか?
結果は特別展会場で。お楽しみに。
石鎚山系に生息するクワガタムシのうち8種類を、透明なプラスチックに封入しました。

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クマノミズキが花盛り

2008-07-06 17:02:29 | 自然

面河渓から土小屋にかけて、クマノミズキの花が咲いています。
面河渓ではノリウツギが咲き始めました。
甲虫やアブ、チョウなどの昆虫が大好きな花ですので、晴れた日には花の上をぶんぶん飛び回っているのが観察できます。
写真はクマノミズキの花にとまったベッコウハナアブ。
ハチのように見えますが、ハエの仲間です。
石鎚のお山市も残すところあと4日。
梅雨は明けましたが、まだまだ天気は安定していません。
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