展示が始まってから20日が過ぎました。
子供のためと思って家族で来てみたら、大人こそ楽しめた、という反応をたくさんいただいています。
そうです!
大人が感動しないことには、展示の真意は子供に伝わりません。
大人が子供に話したくなる、そんな展示を目指しました。
ここでは展示の一部を紹介します。
まずは一番インパクトがあるのがこれ。
大阪市立自然史博物館さんから借りた、靭公園でのセミの脱け殻調査の成果物。
14,000個近いアブラゼミとクマゼミのぬけがらです。
自然史博物館の職員さんと友の会メンバーのみなさんは、ぬけがらを採集してその年に公園内で発生したセミの個体数を20年に渡って調査しています。
おっと、次はぬけがらの美しさを体験できる仕掛けの登場。
アクリルケースに入れたトノサマバッタのぬけがらを小型ライトで自由にライトアップできます。
その形の精巧さにうっとりしてください。
ちなみにこの展示はすべて100円ショップのグッズで作っています。
さて、次はみんなの人気者、セミのぬけがらです。
黒のサテン生地をバックに使い、まるで宝石のように飾っています。
それもそのはず。この展示方法は実際に宝石屋さん教えていただきました。
愛媛県産のセミ14種の中で最も珍しいエゾゼミ類4種のぬけがらです。
なかなか一揃いをみることはできませんよ。
セミのぬけがらコレクターは必見、実物検索表です。
虫眼鏡付きケースの中に14種のぬけがらが入っています。
そして、ぬけがらコレクションといっても昆虫のものだけではありません!
姫路水族館さんからお借りした甲殻類標本。
上2段はぬけがらに着色したものです。
そのほか、伊丹市昆虫館さんからお借りした虫の脱皮動画、あねもねさんからお借りしたヒキガエル脱皮動画などもあります。
会期は9月1日まで。お見逃しなく!