ブーブー、ぶつぶつ。
台風7号が、関東の沖を通過しました。
日本列島にドッカーンと上陸して、暴れまわったわけじゃないのですよ。もともと「千葉県の東の沖を通ります」という進路予想でした。
台風は、東側が風雨の強い危険半円で、西側の半分は…。
もちろん、ナメてはいけません。
災害を甘く見てはいけない。備えをして、後から
「あぁ、それほどのこともおこらなくて、よかったわい」
と言うのが正しいと思いますよ。
しかし、NHKを先頭に、ものすごい報道。
「命を守る行動をとってください」
「明るいうちに避難を」
というような、悲壮な表現でした。ちょっとインフレーションじゃなかろうか。いくらなんでも、ちょっと、なぁ、と思う田舎育ちの私です。
翌日は、首都東京、関東方面の各地では、はてさて、どこで何が…。
台風の翌日は「危険な暑さです」とのこと。
季節感を。
甲子園の高校野球のテレビ中継の画面に、たくさんのトンボの姿が映っています。
セミからトンボへ。
暑いのは暑いですが、秋が近づきました。
おっ。
トンボといえば、学生服。
トンボといえば、鉛筆。
秋が来ますよー♪
【熱闘甲子園・速報】
「熱闘」というものの、現実にはなかなか熱闘になりにくいものです。
それが、3回戦、早稲田実業(西東京) 対 大社高校(島根県)は、まさにこれぞ熱闘甲子園。歴史に残る名勝負でした。
混戦、乱戦、打撃戦というのじゃなくて、好試合の熱闘、名勝負の熱闘でした。
9回の攻防からは、緊迫。延長戦のタイブレイクへ。
レフトをピッチャーのそばで守らせた早稲田の奇策。
大社高校は好守備また好守備。
そして11回の裏に、絶妙のバントが決まって、サヨナラのヒットへ。
私は、東京の名門で強豪・早稲田実業に立ち向かう島根県のローカル県立高校の大社という構図で見ました。
まあ、大社高校もここまでよくやった。しかし、相手が優勝候補筆頭の早稲田実業となれば、どこまで頑張れるか。
大社高校は同じ中国地方の県立高校。(私は近くの岡山県) 大学時代、同期生に大社高校の出身者が何人もいたなあ、などと思い出しつつ、「大社高校よ、がんばれー」という判官びいき。
それが、終盤は好試合、好勝負で、文字どおりの熱闘甲子園。
あんな好試合、ひいきも何もあったものじゃないです。
こういうことがあるから甲子園はすごい。
大社高校、またアルプス席満員、超満員の大応援団。
短時間で決着をつけようおという延長タイブレイクが、緊迫した展開で10回、11回へと続く。そして、ついに大社高校が!あの古文の格調高い校歌が鳴り響きました。
両チーム、両方のアルプス・スタンド大応援団に拍手。
この試合で、この夏の甲子園は終わってもいいと思います。