高知のボクシングジムMTオリーブボクシングクラブの日記 2月 18日

土曜日の昼はおっさんたちが集まってマス、時々女性も女王様で参戦するが土曜日のこの時間帯はおっさんが多い。この土曜日に来る人たちはひとつのグループになっているが、お互い技術を教え合い、ビギナーには親切にアドバイスし、女性が来たら女王様の相手をしてくれる平和な人たち、決して自分たちだけが上手になろうと言うようなことは考えていないのがわかる。まわりを気づかい譲りつつトレーニングを楽しんでいる健全ともいえる人たちである。うちのクラブには俺が一番と言う考え方はない、ゼロだ。だからいくら競技者であってもクラブを使用するのは同じ条件、むしろここでは長くジムに来ている人のほうがまわりに気づかい譲ってくれるのだが、そういうモラルがなければ、女性や子供（うちに来る子供は競技目的ではない）が安心して、楽しくトレーニングできないと思う。
競技者とその取り巻きが集まってボクシングの話をするのもいいだろうが、そこに花が咲いて一部の人間たちだけが特別感を持ってトレーニングする。ちょっと違うやろと思う。世の中ではたいしたことがない、むしろまわりから学ばなければいけないような未熟とも言われるような人間がたかだかボクシングが人よりもできてジムに来ていると言うことでアドバンテージをとれるというのは世の中ではずれている、そういうずれた感覚をここには持ち込まない、一般の人の常識で運営されているのがうちのクラブである。

うちのクラブにはボクシングが好きな人もいるし、興味のない人もいる。それぞれがお互いを尊重しつつ、トレーニングしているのがMOBである。