Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

TRIUMPH Tina トライアンフのスクーター戦略の失敗

2013-08-25 10:43:54 | トライアンフ Tina


8月25日(日)、朝から小雨が降っています。
パンダもミッション交換の為、入院中ですので、本日はドライブはありませn。
まぁ、日曜日ですので、朝からTUTAYAで借りたDVDを観ながらWebでTRIUMPH Tinaの検索です。
やはりイギリスのサイトには、Tinaについての情報が多い。

戦後は世界的にスクーターが流行し、トライアンフ社は、世界の流れに乗り遅れ、1958年になってやっと、E. ターナーがデザインした初のスクーター「タイグレス(Tigress)」を発表します。
タイグレスとは雌のトラの意味です。
悪い意味では、アバズレ女(おてんば女)ということになります。

「タイグレス(Tigress)」にはTS1とTW2がありました。
TS1は2スト172cc(ベースはBSAバンタムのエンジン)。
BSAからはサンビームという名称で発売されています。

TW2はOHVツイン250cc・4速ミッション。
雌トラ、という名称からもターゲットは女性であったにもかかわらず、クラッチ操作が必要なのが当時は難点だったようです。
スクーターとしては明らかなオーバースペックで、しかも狙いを外している野暮ったいデザインの車体は、当然ながらサッパリ売れなかったようです。

1962年、Tina(ティナ)は、発売されます。
天才・E・ターナーの設計による2スト100ccマシンでしたが、焦ったトライアンフ社は細部を煮詰めないままに発売したようです。
Tinaはオートマ、フリークラッチとスクーターとしての最低要件は満たしていました。
ターゲットの女性を意識しての改良とデザイン重視したようです。
トライアンフ製スクーターは、残念ながら訴求力は持ち合わせていませんでした。
その後もTinaはマイナーチェンジを繰り返します(T10)が、197070年には遂に生産中止となります。




これはマイナーチェンジ後のT1Oです。




ピーシューターマフラーがTRIUMPHって感じですね。
トライアンフはピーシューターマフラーなんです。
マフラー音は、良い音するんだろうなぁ・・。

キャブトンマフラーと一般的には言いますが、キャブトンとはみづほ自動車製作所1923年から1956年まで存在した日本のオートバイメーカーのバイク名称です。
そのキャブトンのマフラー形状からキャブトンマフラーと日本では言います。
当時、みづほ自動車製作所はメグロと並ぶ大型車の一流メーカーだったわけです。



T10は、ハンドルバーのカバーがメッキになるようです。
イギリスのWebサイトを検索すると、メッキバージョンの画像も多くあります。

今、TinaやT10を眺めると、何ともレトロな感じがしますが、当時のデザインとしてはお洒落だったのかも知れません。

べスパ、ランブレッタ、ツンダップR50と違った面白さがTinaにはありそうです。
時間を掛けてもレストアしてみたいですね。


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