語学が堪能で、Webにも強いM隊員。
こんなパーツをWebで検索。
たぶん日本人で始めて発注したのではないでしょうか!
このパーツはベトナム製で、M隊員はベトナムのショップに直接発注。
アジア圏は、湿気が多いからでしょうか?
床板が錆びるから、こんな床板までパーツ化するんでしょうね。
本来の床板は、何枚かの鉄板を重ね合わせて、強度を出してありますが、べトナム製は1枚板です。
こんなパーツまで販売しているのですから、恐るべしベトナムです。
どうせなら、ファイバー製の交換用のボディーなんてどうでしょうねぇ・・・。
「軽量化!」なんてコピーで販売してね。
情報通のM隊員は、そんなものでも検索しちゃうからすごいです。
カットしたボディーの仮組みするとこんな感じです。
台湾とベトナムの融合です。
アジアのベスパは恐るべし。
そうせならM隊員も、ベトナムの笠を被って走って欲しいですねぇ。笑
そうそう! ドイツ製のパーツを輸入して安かった! なんて喜んでいる方もいますが、ドイツのショップの製品も、ベトナム製だったりします。
90ssのハンドルやダミータンクなどを、「どうだ!さすがドイツ製だろ!」なんて自慢しても意味はないわけです。
そんなパーツは、ベトナム⇒ドイツ⇒日本のショップへと経由して販売される訳ですので、10倍近い値段に化けていくわけです。
語学もWebも大切なだぁ~と実感しませんか?
さて、作業は床板パーツに合わせて、板金作業を進めていきます。
余分な床板を、マーキングした線に沿って、板金ハサミで切っていきます。
溶接をするわけですので、溶接部分を残して裁断していきます。
再度、床板を合わせていきます。
これでOKです。
1時間ぐらいの作業でしたが、このベスパの復活する姿が見えてきましたね。
溶接は次の作業ですが、まだ、錆の処理と細部の切り取り作業が残っています。
写真のように、良い感じでしょ!
案外と欧米圏のベスパショップの職人さんよりも、アジア圏や発展途上国のベスパショップの職人さんの方が腕が上かもしれません。
矢島さんの総評をいただきました。
「ん!まぁ良いんじゃない!」とのお言葉。
お茶の時間は、アジアの話で盛り上がります。
考えるに、発展途上国にいくと、中古の日本車が元気で走っていますが、それを直して大切に乗るという背景があるわけです。
アジアや中国、アフリカもそうですが、日本の「●●商店」なんて書いてある商業車を自慢して走っていますよね。
ん・・・考えると浅草あたりでも「一番」なんて書いてあるTシャツを着て、「ボク、ニホンスキデス」なんて欧米人もいますよねぇ。
「スキヤキ!スシ!テンプラ!」なんて喜んでいるのも、イタリア車に乗っているのを悦んでいるのも、発展途上国で「●●商店」って書いてあるのを自慢するのも同じだなぁ~と思うと何か楽しくなりますね。
いやいや、むしろベトナムの床板パーツに学ぶべきは、物を大切にするという精神ではないでしょうか。
レストアは最高の趣味だと思います。
それは先進国の話であって、発展途上国では事情が違うのでしょうね。
発展途上国のバイヤーが、中古のトラック、カローラバンを探したり、解体したエンジンを買っていくことは、決して上から目線ではなく、学ぶべきことなのかもしれません。
いつの頃から日本も先進国と言われるようになって、大量消費をしていく国になってきましたが、節電で大騒ぎする現在の状況を考えても、日本人一人ひとりが考えるときなのかもしれませんね。
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