11世紀終わりから12世紀初めにかけての第一次十字軍による聖地奪還の戦いとその後のイェルサレム王領を中心とした十字軍国家の確立の様子が描かれる。よく知らなかったのだが、この征服行の最初は当時のこの地方一の都市アンティオキアを攻略していたのですね。主人公は基本的に全て十字軍側の人たち(わりと大勢いる)。そしてその第一世代の主人公たちの退場(死)の様子が描かれてこの第一巻は閉じる。引き続き第二巻に突入します。
合理的であることが行動原理である古倉恵子。周りの人にいろいろ言われて、どうしたらよいか分からない。でもコンビニのバイトを始めてから、その合理的なシステムに完全にマッチして穏やかに生活を続けていく。そう18年間ずっと。そしてコンビニ人間になってしまった。妹も友達も心配しているが、そんなこと古倉さんは気にしない。しかし、そこに登場するのは世の中を憎んでいる白羽という男性。そして奇妙な同棲生活の果てはどうなってしまうのか。いやもう普通でいいよって思っちゃいますが、普通とは何なのかを問う作品のようです。怖いです。