大倉草紙

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【奈良】 大台ケ原

2009年07月21日 21時00分00秒 | 旅 - 奈良県
7月18日(土)
当日の行程:(車) → 【大台ケ原】【鳥羽城】 → 【常安寺(九鬼嘉隆の墓)】【賢島周辺】【天の岩戸】 → (伊勢泊)


テレビで大台ケ原を見て、行きたくて堪らなくなった。
3連休を利用して、思い切って出かけてみた。
出発の前夜は、我が家にとって嬉しい知らせがあって気持ちが高まってしまい、ほとんど眠ることができなかった。
5時半過ぎにに家を出て、大台ケ原に到着したのは8時半。
眠たくなってきたので、車中で少し休んでから山に入った。

【登山口】 (9:36)

「大台ケ原ビジターセンター」脇の登山口から入り、東大台散策コースを歩く。
【駐車場】 → 【登山口】 → 【日出ヶ岳】 → 【正木峠】 → 【正木ヶ原】 → 【牛石ヶ原】 → 【大蛇】 → 【シオカラ谷】 → 【駐車場】の順。


【登山口~日出ヶ岳】 (9:36-10:13)

緑がとても爽やか。


大台ケ原は日本有数の多雨地帯。
年間降水量は4,500ミリ以上だという。
この辺りの地面からは水が滲み出ていて、カエルも気持ち良さそうだ。


日出ヶ岳の手前にある展望デッキからの風景。
天候が良ければ、ここから熊野灘が見えるらしい。
右手の奥のほうに、うっすらと見えるような気もする。
富士山が見えることもあるとか。


日出ヶ岳の三角点。
標高は1,695メートル。


日出ヶ岳の展望台
展望台の上に登ると、風が吹いていて心地よい。


西は、金剛山や葛城山のある方角。


東は、熊野灘や富士山のある方角。






どの方角に目をやっても、山、山、山。


鹿を発見。
でも遠すぎてよく見えない。


【日出ヶ岳~正木峠~正木ヶ原】 (10:21-10:49)

正木峠から日出ヶ岳を望む。


正木峠から正木ヶ原にかけては、このような倒木があちこちに見られる。
以前は森であったが、昭和30年代の伊勢湾で倒れた樹木をを搬出した結果、地面が乾燥し、コケ類が減少してしまった。
コケに代わって地面を覆ったのはミヤコザサ。
そしてササを主食とするニホンジカが増加し、下層植生が食べられたり、樹木の皮がはがされるようになり、森林の衰退が進行していったそうだ。


正木ヶ原


【正木ヶ原~牛石ヶ原~大蛇】 (10:49-11:31)

恐竜みたいな倒木


牛石ヶ原にある神武天皇像


牛鬼という怪物を高僧が捉えて、この石の下に封じ込めたといわれる。
牛石を叩くと大雨になるそうだ。
叩いてこなかったけれど、誰でも手に触れられる場所にあるので、叩いちゃう人もいるのでは。


大蛇(だいじゃぐら)は鎖で囲まれているけれど、スリル満点。
この下は、約800メートルの断崖絶壁。


大蛇の先端まで進む。
が、立ち上がれない。
風が吹くとコワイ。
どんな人がこの鎖を張ったのだろう。


大蛇の周りの風景


【大蛇~シオカラ谷~駐車場】 (11:31-12:50)

シオカラ谷までの道は、石がゴロゴロしていて歩き辛い。


倒れた木をくぐる。


水の音が聞こえるとすぐに谷が見えてくる。


道なりに歩けばこの吊橋を渡ることになるが、気持ちが良さそうだったので、谷まで下りておにぎりを食べる。


吊橋を渡ると、登り坂。
最初のほうが急で、駐車場に近付くにつれて緩やかになる。

駐車場に着いて、売店でかき氷を買って食べる。
日差しがやわらかかったので比較的歩きやすかったが、それでも随分と汗をかいた。
三重県へ向かう。


当日の歩数:25,549歩