本日の行程:(近鉄・橿原神宮前…自転車) → 【畝傍山】 → 【耳成山】 → 【天香具山】
橿原神宮前駅の近くで自転車を借り、大和三山巡りをする。
以前、橿原や飛鳥を回ったとき、夫は天香具山に登ったが、私は蛇に出くわし足がすくみ、麓で待っていた。
意識しすぎたせいか、昨晩は、夢でしっかりと蛇の姿を見たので、朝から怖くて仕方ない。
【畝傍山】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ca/3e2bec77a03884bb0c59518d74793854.jpg)
畝傍山の標高は、199.2メートル。
大和三山のなかでは一番高い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/39/fad740809d48bff015002cd82a77f30d.jpg)
登山口
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/94/921d6884d91b279b7ca787bf9ec1b0b2.jpg)
登山口を入るとすぐに、東大谷日女命神社がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1a/c603bb62b542b16941197ce9574a8507.jpg)
東大谷日女命神社の拝殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f4/52b3fba215be7a71da58ee8cf479cb8d.jpg)
この案内板が見えたら、山頂まではあとわずか。
香具山は 畝傍を愛(お)しと 耳成と
相争ひき神代より かくにあるらし 古昔(いにしへ)も
然(しか)にあれこそ うつせみも 嬬(つま)を争ふらしき
『万葉集』中大兄皇子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/4b/8293cd08339eb5c7865e5ae0244cf14b.jpg)
畝傍山口社殿跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/9e/913cf67beffde4db47a600745d9c30b9.jpg)
山頂
山頂では、大勢の人が休んでいた。
大和三山のなかで一番高いとはいえ、登山道は緩やかで15分もあれば登れることから、橿原神宮にお参りをしてその足で登る人が多いのかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/97/9da91658d6a64a066454941b93e53306.jpg)
畝傍山の山頂から見えるこの山は、耳成山?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/55/5da6abd69f649bebf9c191803e1cbc05.jpg)
三角点
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/b0/731a1c7b27d776f5b2e2c5d87500050a.jpg)
畝傍山の麓には、戦没者の英霊を慰める「若桜友苑」がある。
写真の左手に見えるのは航空母艦・瑞鶴の戦没者を祀る「軍艦瑞鶴の碑」、右手に見えるのは第十三期海軍甲種飛行予科練習生戦没者を祀った「甲飛十三期殉国の碑」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/ea/0bcfd27ad0ad4c2e37f53951f48b550c.jpg)
綏靖天皇桃花鳥田丘上陵
大和八木駅方面へ向かって自転車をこぐ。
神武天皇陵を過ぎてしばらく進むと、この綏靖天皇桃花鳥田丘上陵がある。
【耳成山】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/03/8c747d809328f89844341e806ca69ce2.jpg)
耳成山の標高は、139.7メートル。
かつてはもっと高かったのだが、沈下し、山の頭の部分だけが残されたのだそうだ。
人の顔にたとえると耳がないような山だから、耳成山(耳無山)と呼ばれるようになったのだという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/55/3c6dc79cb9bbb292cf6e4c563c01d092.jpg)
登山口近くの社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/13/b5cd073103c82da7651cee8b82e85ad8.jpg)
こちらの登山口から登る人は少ないのかも。
帰りは、山口神社の参道を下りてきたが、そちらのほうが急だけれど道が整備されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/f7/fc96885588c3f25b7aeca4fc5d9a2c38.jpg)
耳無の 山のくちなし 得てしがな
おもひの色の下染(したぞめ)にせむ
『古今和歌集』よみ人しらず
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/20/c4e78e00c2853763e96a4b657a4e091a.jpg)
耳成山山頂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/45/0afde7b37c07bee2429ba667fd56e7a8.jpg)
三角点
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/31/60ab16e5b75d712dd332347f45658905.jpg)
山口神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/87/a672b8c30debc3744115028781865ac1.jpg)
ねこ軍団。
管理している方に聞けば、捨て猫が多いのだという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/e1/1c3ec9828f368fcc10a596466317fb60.jpg)
下りてきたのは、山口神社の鳥居のあるほう。
目の前にある公園でお昼ごはんを食べる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/73/cbd67c102a7c87a438523b6acfd2454e.jpg)
天香具山に向かう途中、「橿原市藤原京資料室」に寄る。
【天香具山】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/5c/864b8b33005019dea1acfe11d7f23738.jpg)
天香具山の標高は、151メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/39/f7a15bbdf57ce78d2eaa7b8ad6eacd26.jpg)
この坂を上ると登山口。
昨年は、ここで蛇と目があった。
だから、おっかなびっくり坂に近づく。
あれ? 坂がなんか変だ。
コンクリートに亀裂が入っているのかな、とはじめは思った。
でもなんか変だ。
なので、夫に怖々と尋ねる。
「あれって亀裂だよね」と。
夫も疑いなくそう思ったそうだ。
けれど念のため、夫だけで確かめに行く。
やっぱり、なんか変だ。
亀裂がゆっくりと消えていく。
昨年と全く同じ場所で遭遇するとは!
今だから笑い話になるけれど、かなーりおっかなく、もう登るのをやめようと思ったほどだ。
でも、今年は登った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/83/3c9242a66caa03c6b1e40961a9df4549.jpg)
登山口
畝傍山や耳成山と比べ、登山道の坂は急だ。
地面は湿っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/11/172c514d4a619da5a87a5e982c09fde0.jpg)
春すぎて 夏来にけらし 白妙の
衣干すてふ 天の香具山
持統天皇
山頂には、次の歌も記した案内板もあった。
大和には
群山(むらやま)あれど
とりよろふ
天の香具山
登り立ち
國見をすれば
國原(くにはら)は
煙(けぶり)立ち立ち
海原(うなはら)は
鴎(かまめ)立ち立ち
うまし國ぞ
蜻蛉島(あきづしま)
大和の國は
舒明天皇
いい歌だなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d7/0a0e4433b759094ecd5fef081e302c0f.jpg)
山頂の國常立(くにとこたち)神社
天香具山を下りて、それから飛鳥方面へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/98/6afc613ad1b6169e6aa72816eb52fd27.jpg)
奈良県立万葉文化館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/b9/115ee2d9fb4a8ad5b96b2e98401e5fa8.jpg)
入口では、せんとくんが出迎えてくれた。
館内では、「田所浩 日本画展 -ふるさと奈良・大和への想い-」が開かれていた。
花の美しさを、絵画を通して改めて知る。
万葉集に関する展示は地下にあるようだが、「田所浩展」を見終えたときに用事が入り、急いで大阪へ戻った。
今日の歩数:16,662歩
橿原神宮前駅の近くで自転車を借り、大和三山巡りをする。
以前、橿原や飛鳥を回ったとき、夫は天香具山に登ったが、私は蛇に出くわし足がすくみ、麓で待っていた。
意識しすぎたせいか、昨晩は、夢でしっかりと蛇の姿を見たので、朝から怖くて仕方ない。
【畝傍山】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ca/3e2bec77a03884bb0c59518d74793854.jpg)
畝傍山の標高は、199.2メートル。
大和三山のなかでは一番高い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/39/fad740809d48bff015002cd82a77f30d.jpg)
登山口
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/94/921d6884d91b279b7ca787bf9ec1b0b2.jpg)
登山口を入るとすぐに、東大谷日女命神社がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1a/c603bb62b542b16941197ce9574a8507.jpg)
東大谷日女命神社の拝殿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/f4/52b3fba215be7a71da58ee8cf479cb8d.jpg)
この案内板が見えたら、山頂まではあとわずか。
香具山は 畝傍を愛(お)しと 耳成と
相争ひき神代より かくにあるらし 古昔(いにしへ)も
然(しか)にあれこそ うつせみも 嬬(つま)を争ふらしき
『万葉集』中大兄皇子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/4b/8293cd08339eb5c7865e5ae0244cf14b.jpg)
畝傍山口社殿跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/9e/913cf67beffde4db47a600745d9c30b9.jpg)
山頂
山頂では、大勢の人が休んでいた。
大和三山のなかで一番高いとはいえ、登山道は緩やかで15分もあれば登れることから、橿原神宮にお参りをしてその足で登る人が多いのかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/97/9da91658d6a64a066454941b93e53306.jpg)
畝傍山の山頂から見えるこの山は、耳成山?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/55/5da6abd69f649bebf9c191803e1cbc05.jpg)
三角点
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/b0/731a1c7b27d776f5b2e2c5d87500050a.jpg)
畝傍山の麓には、戦没者の英霊を慰める「若桜友苑」がある。
写真の左手に見えるのは航空母艦・瑞鶴の戦没者を祀る「軍艦瑞鶴の碑」、右手に見えるのは第十三期海軍甲種飛行予科練習生戦没者を祀った「甲飛十三期殉国の碑」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/ea/0bcfd27ad0ad4c2e37f53951f48b550c.jpg)
綏靖天皇桃花鳥田丘上陵
大和八木駅方面へ向かって自転車をこぐ。
神武天皇陵を過ぎてしばらく進むと、この綏靖天皇桃花鳥田丘上陵がある。
【耳成山】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/03/8c747d809328f89844341e806ca69ce2.jpg)
耳成山の標高は、139.7メートル。
かつてはもっと高かったのだが、沈下し、山の頭の部分だけが残されたのだそうだ。
人の顔にたとえると耳がないような山だから、耳成山(耳無山)と呼ばれるようになったのだという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/55/3c6dc79cb9bbb292cf6e4c563c01d092.jpg)
登山口近くの社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/13/b5cd073103c82da7651cee8b82e85ad8.jpg)
こちらの登山口から登る人は少ないのかも。
帰りは、山口神社の参道を下りてきたが、そちらのほうが急だけれど道が整備されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/f7/fc96885588c3f25b7aeca4fc5d9a2c38.jpg)
耳無の 山のくちなし 得てしがな
おもひの色の下染(したぞめ)にせむ
『古今和歌集』よみ人しらず
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/20/c4e78e00c2853763e96a4b657a4e091a.jpg)
耳成山山頂
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/45/0afde7b37c07bee2429ba667fd56e7a8.jpg)
三角点
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/31/60ab16e5b75d712dd332347f45658905.jpg)
山口神社
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/87/a672b8c30debc3744115028781865ac1.jpg)
ねこ軍団。
管理している方に聞けば、捨て猫が多いのだという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/e1/1c3ec9828f368fcc10a596466317fb60.jpg)
下りてきたのは、山口神社の鳥居のあるほう。
目の前にある公園でお昼ごはんを食べる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/73/cbd67c102a7c87a438523b6acfd2454e.jpg)
天香具山に向かう途中、「橿原市藤原京資料室」に寄る。
【天香具山】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/5c/864b8b33005019dea1acfe11d7f23738.jpg)
天香具山の標高は、151メートル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/39/f7a15bbdf57ce78d2eaa7b8ad6eacd26.jpg)
この坂を上ると登山口。
昨年は、ここで蛇と目があった。
だから、おっかなびっくり坂に近づく。
あれ? 坂がなんか変だ。
コンクリートに亀裂が入っているのかな、とはじめは思った。
でもなんか変だ。
なので、夫に怖々と尋ねる。
「あれって亀裂だよね」と。
夫も疑いなくそう思ったそうだ。
けれど念のため、夫だけで確かめに行く。
やっぱり、なんか変だ。
亀裂がゆっくりと消えていく。
昨年と全く同じ場所で遭遇するとは!
今だから笑い話になるけれど、かなーりおっかなく、もう登るのをやめようと思ったほどだ。
でも、今年は登った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/83/3c9242a66caa03c6b1e40961a9df4549.jpg)
登山口
畝傍山や耳成山と比べ、登山道の坂は急だ。
地面は湿っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/11/172c514d4a619da5a87a5e982c09fde0.jpg)
春すぎて 夏来にけらし 白妙の
衣干すてふ 天の香具山
持統天皇
山頂には、次の歌も記した案内板もあった。
大和には
群山(むらやま)あれど
とりよろふ
天の香具山
登り立ち
國見をすれば
國原(くにはら)は
煙(けぶり)立ち立ち
海原(うなはら)は
鴎(かまめ)立ち立ち
うまし國ぞ
蜻蛉島(あきづしま)
大和の國は
舒明天皇
いい歌だなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d7/0a0e4433b759094ecd5fef081e302c0f.jpg)
山頂の國常立(くにとこたち)神社
天香具山を下りて、それから飛鳥方面へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/98/6afc613ad1b6169e6aa72816eb52fd27.jpg)
奈良県立万葉文化館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/b9/115ee2d9fb4a8ad5b96b2e98401e5fa8.jpg)
入口では、せんとくんが出迎えてくれた。
館内では、「田所浩 日本画展 -ふるさと奈良・大和への想い-」が開かれていた。
花の美しさを、絵画を通して改めて知る。
万葉集に関する展示は地下にあるようだが、「田所浩展」を見終えたときに用事が入り、急いで大阪へ戻った。
今日の歩数:16,662歩