大倉草紙

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【京都】 無声時代ソビエト映画ポスター展 (京都国立近代美術館)

2009年07月19日 21時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
7月12日(日)
当日の行程:(京都市地下鉄・東山駅) → 【ルーヴル美術館展 ― 17世紀ヨーロッパ絵画 ―(京都市美術館)】【無声時代ソビエト映画ポスター展(京都国立近代美術館)】 → (京都市地下鉄・東山駅~三条京阪駅…京阪・三条~渡辺橋) → 【ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち(国立国際美術館)】


ロシア・ソビエト研究家・翻訳家の袋一平が日本に持ち帰った無声時代のソビエト映画のポスターが、51点展示されている。
フィルムセンターで開かれた同展覧会では、3期にわけて約140点のポスターを紹介していたそうだ。
他にはどんなポスターがあるのか興味があったので、図録を購入。

チラシに使われているのは、ステンベルク兄弟《カメラを持った男》(1929年、シガ・ヴェルトフ監督)のポスター。
これ、映画そのものも良いけれど、ポスターも映画に負けないくらいにイイ!
見ていてわくわくしてしまう。


ステンベルク兄弟《帽子箱を持った少女》(1927年、ボリス・バルネット監督)
ポスターも悪くはないが、映画のイメージとはちょっと違うような気も。
サマージャンボを買ってみたけれど、当たらないかなあ。

ほかにはこんなポスターも。

グリゴーリー・ボリソフ/ピョートル・ジューコフ《生ける屍》(1929年、フョードル・オツェプ監督)


ヨシフ・ゲラシモーヴィチ《古きものと新しきもの(全線)》(1929年、セルゲイ・エイゼンシュテイン/グリゴーリー・アレクサンドロフ監督)


ステンベルク兄弟《大地》(1930年、アレクサンドル・ドヴジェンコ監督)

展示されていたポスターのほとんどが10,000~15000部刷られている。
どのくらいの枚数が一般的なのか知らないが、ステンベルク兄弟《上海ドキュメント》(1928年、ヤーコフ・ブリオフ監督)のポスターは20,000部と多い。
ヤーコフ・ルクレフスキー《ギガント(巨人)》(1930年、リジヤ・ステパノワ監督)やレオニード・ヴォロノフ《陽気な連中》(1934年、グリゴーリー・アレクサンドロフ監督)は5,000部と希少なものだ。

久しぶりにソビエト映画でも観ようかなあ。