大倉草紙

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【京都】 東山慈照寺(銀閣寺)

2008年06月06日 12時08分59秒 | 旅 - 京都府
6月1日(日)
当日の行程:(JR京都駅) → (自転車) → 【教王護国寺(東寺)】 → 【西本願寺】 → 【東本願寺】 【清水寺】 → 【地主神社】 【六條天皇清閑寺陵・高倉天皇後清閑寺陵】 → 【清閑寺】 【法観寺(八坂の塔)】【東山慈照寺(銀閣寺)】 【京都府京都文化博物館】【京都タワー】



    
                    総門

          
                  拝観券

東山慈照寺(銀閣寺)(世界遺産)の総門は、小さいながらも貫禄がある。
この門をくぐると、拝観の受付がある。
拝観券は、写真のようなお札になっている。
大きさもちょうど一般的なお札くらいか、いや、それよりちょっと小さいかもしれない。
御朱印帳を拝観の受付で預け、引き換えの札を受け取る。


          
              向月台(こうげつだい)

    
               銀沙灘(ぎんしゃだん)

中門をくぐると、目の前に向月台が現れる。
プリンのような形。
向月台の奥には、銀沙灘が広がっている。
向月台は、その上に座って東山に月が昇るのを待つためのものだとか、銀沙灘は月の光を反射させるために造られたのだとか、人はあれこれ目的や意味を見出したがるけれども、どれも俗説にすぎない。
たとえ目的はなくとも、美しいものは美しい。


     
                 工事中の観音殿(国宝)

             
                   観音殿の屋根

中門の右手には、観音殿(銀閣)が、アル。
しかし、今年の2月から約2年間の予定で、屋根葺き替えと耐震工事を行っていて、今はこのような姿。
シートの中を覗き込むと、花頭窓が見える。
屋根は、杮葺(こけらぶき)。
杮葺は、サワラの薄い割り板を3cmずつずらしながら重ね、竹釘で止めていく工法だそうだ。
 
外壁の工事に関して、京都府教委とお寺とで意見が分かれていると、いつだったか、ニュースで見た。
外壁に漆を塗って補修するという府教委に、「わび」「さび」が失われてしまうからという理由でお寺は反対しているという内容だったと思う。
解決したのだろうか。


    
                 東求堂(国宝)

          
                 千代の槇

東求堂(とうぐどう)は、現存する最古の書院造の建物。
千代の槇は、樹齢500年とのこと。


     
          洗月泉                苔が美しい庭
 
洗月泉(せんげつせん)は小さな滝。
東山に昇る月は、よほど美しいのだろう。
銀閣寺には、月にまつわるものが多い。
「洗月泉」という名の由来は分からない。
想像するに、水面に映る月を洗うように、この滝の水が流れ落ちるからなのか。
流れ落ちる池の中に、まんまるの石があった。
あるいはこれを月に見立てているのか。
勝手な空想に正解などないが、前者のほうが望ましく思える。
いつも満月である月よりも、満ち欠けのある月のほうが、銀閣寺にはふさわしい。

洗月泉の辺りは、苔むしていて美しい。


    
          とても邪魔な苔・ちょっと邪魔な苔

    
              銀閣寺の大切な苔

苔の中にも、「とても邪魔な苔」「ちょっと邪魔な苔」「銀閣寺の大切な苔」と、
いろいろあるようだ。
なんとも微笑ましい展示方法!


          
                 お茶の井

    
               展望所から見た銀閣寺

「お茶の井」は、足利義政が茶湯に使ったとされる湧き水。
今でもお茶会の際に使われているそうだ。

展望所からは銀閣寺が一望できる。
観音殿が工事中なのは、つくづく残念なことだ。
 

          
           東山慈照寺(銀閣寺)の御朱印

    
            東山慈照寺(銀閣寺)のてぬぐい