奥揖斐山荘

奥揖斐の山、揖斐の伝統文化や料理など紹介

1839峰 0902~0905

2019-09-15 05:22:39 | 山登り
日高の山(前半)コイカク~1839峰

前半の行程
 9/2(月)8:25中部セントレア空港 ✈新千歳空港 🚙14:50札内ヒュッテ駐車場
 9/3(火)4:30発 →7:08上二股(水場終点) →13:10山頂手前テント場 →13:32コイカクシュサツナイ岳 →14:50ころテント場
 9/4(水)4:35発 →8:01ヤオロマップ岳 →11:10 1839峰着 →11:25 1839峰発 →14:30ヤオロ →17:57テント場着
 9/5(木)7:35下山 →10:23上二股 →12:56ヒュッテ前駐車場 🚙 →洗濯 14:45帯広ルートイン泊

 9月3日 15:05テント場から1839峰(右の高い山)

 10日間の休みを取り日高の山に挑戦。前半はどうしても行きたかった1839峰(いっぱさんきゅうほう)、北海道山屋の最終目標の山とも聞く
 後半は“遥かなるペテガリ”と言われたペテガリ岳に挑戦
 まずは“コイカクシュサツナイ岳(以下「コイカク」)~1839峰を紹介

 9月2日 14:58 札内ヒュッテ前のチラシ

初日(9/2)
 山友達、神奈川のI氏が空港に迎えにきてくれ、今夜泊まる札内ヒュッテへと移動する。
着くと階段が雪崩で壊れたとのとで小屋は使用禁止、テントを張る。またヒグマが出没しカムエク(カムイエクウチカウシ山の略称)登山の自粛を呼びかけるポスターが張ってあった。今夜のおかず(ヒレカツなど)を作って食べて飲んで、早めに休んだ

☆ 情報収集 14時過ぎに沢登り格好の二人が駐車場に戻ってきた。聞くとコイカク日帰りだという。沢の水量は少なめ、上二股からコイカクまではところどころに赤布があり、道に迷うことはないとのこと。それにしてもこの二人連れの格好は決まっていた。見るからに沢屋、体がとても締まっていた(一人のパタゴニアのザックも決まっていた、写真撮らなかったのが残念)

 9月3日 7:08 上二股で浄水器にて水を補給、沢靴から登山靴に履き替える
 
二日目(9/3)
 まずは1839峰の玄関でもあるコイカクに登る。今回登るルートには水場がなく、出発時に4㍑、途中上二股で4㍑浄水し計8㍑の水を担いで登る。途中ロープ場などもありテント、食料、水など20㎏を越えるザックの重みは急坂ではこたえた

 9月3日 12:04 ロープ場

 途中から岩稜状となり右側はキッパリ切れ落ちて恐怖感を味あう。出発から約9時間かけて1839峰らを望むコイカク手前のテント場に到着。明日は行けるところまで行こう、1839峰まで行かなくてもここの景色を楽しめば十分だね、など二人で話す。念のため荷物を置き、20分かけて山頂にあるテント場も視察する(結果、戻って当初のテント場をベースとする)

 13:32 快晴のコイカク山頂

 今夜のおかずはレトルトのチキンカツ丼など、米を一合半板炊いて、福岡の焼酎“天盃(テンパイ)”を美味しくいただき早めに寝る

 18:50チキンカツ(お湯でカツ丼とはビックリ)

三日目(9/4) 
 0455 コイカク山頂付近

 昨夜の残ったご飯で卵雑炊をつくり、満腹で4時35分テント場発、寝坊して少し出遅れたかな。コイカクまで20分、そこで夜が明けてきた
 コイカク(標高1721m)からは160m(同1560m)ほどのハイマツの中を下降する。ハイマツは下りはよいが登りは逆目になり苦労する。下りから登りかかっていくとヤオロマップの窓というところを通過する。高所恐怖症の私はとても怖いところと想像していたが絶壁の谷というところか、なんなく通過する
                    
 08:01 ヤオロマップの三角点

 ヤオロマップ岳まで3時間半かかった。出発時3㍑の水を持って出たがここで1㍑デポする。1839峰までコースタイムで往復5時間、I氏は行く気満々だ

 9:48 もうすぐ山頂(左奥が1839峰)


 11:25 山頂の標識板

 最後は草つきの急坂などを登り、テント場から6時間半かかって山頂着、I氏と握手。帰りのこと考えるそうは長く山頂に居れない。360度展望を楽しみ、次にいくペテガリ岳を同定するなどして、たった15分いて引き返す、天気がいいので我々のテントが遠くに見えた。あそこまで帰るのかを思うとゾットとした

 17:57 日暮れ前に到着、ほっとする

 帰り、ヤオロマップまで3時間、コイカクまで3時間半、最後は朝のコイカクからの下りを登る、ハイマツの枝が脛をたたく、山頂かと思うと違う、まだかまだか何度も思い、やっとのことでテント場に着いた

四日目(9/5)
 今日は帰るだけ、ゆっくり起きてテントを片付け、のんびり降りた。途中、昨日1839峰の頂上から見えたヤオロマップ山頂にいた男一人がコイカク下のテント場で我々を待っていた、1839峰の情報を聞きたかったみたい。9/2の沢屋二人(北広島に人)、9/3に1839峰から降りてきた夫婦(北広島の人)、この人(小樽のFさんと言った)といい、北海道にはいい山屋が沢山いるもんだ。顔つきがちがう

 10:23 上二股を上流側から撮影


 12:47 コイカクの橋脚に到着


 5日夜、1839峰登頂祝いに帯広市内“魚の一心”に行く、この盛りなんと500円、たらふく飲んで食って5200円/人だった。0155-66-4399絶対お薦め、開店と同時に満席に注意

 今回の反省など
1 暑さを見込んで水を8㍑/人上げたが、2㍑余った(やや涼しかった)
2 1839峰往復に水3㍑、400CCほど余った(丁度良かった)
3 1839峰往復に26㍑のアタックザックを使用(正解だった)
4 小屋前の登山届を見ると10人中9人はカムエク登山だった
5 9/3コイカクに僕らの後に登ってきた👨一人、なんとレスキューシートを体に巻いて寝るという
6 我々のテントは4方向にペグ8本、ハイマツに2ヶ所と石に1か所、計11ヶ所でテントを固定したので夜中の強風でも安心して寝れた(5のレスキューシートを巻いて寝た男性(69歳)は朝まで眠れなかったそう)
7 9/2~5の4日間で会った登山者は6人だけだった
 
  ・・・後半、ペテガリ岳 に続きます ☆フォトオチャンネルも見てね


   
コメント
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