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ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

[ツイッター詩122] (3月詩)

2022年03月23日 | ツイッター詩
 [ツイッター詩122] (3月詩)



詩、詩で全てが言える
(そんなバカな)
しっしししし 言葉の深みを流れているものがある
そこから一気に掬(すく)って来るぞ
(そんなバカな
それでは
経済学は、土木工学は、栄養学は、心理学は、医学は、自然科学は、・・・
どうなるんだよ)

全ては心 全ては精神現象
全ては言葉
と見なせる場所では
全集中の詩が世界を全包括する
(ゼンホウカツって、何なん?)
それは2\dg、・・・ふろしきさ

詩で全てが言える
詩は全てを包む
詩は沈黙の内で歌う
詩は 詩は 詩は
しわしわになっても歌うんだ
 
(小説が面白いぜ)
(ドラマがわくわくどきどきするな)
(漫画はいいな)
(フィギュアスケートはカッコいい)

そりゃあよかった
気分よく楽しけりゃあいいさ
詩にこだわるのは
詩は 詩の 詩が
人間の全内省を引き受ける
可能性の星の瞬きを感じるからさ
もちろん、歌って、踊って 時にはきまじめに
それが詩

詩は
いい天気の土手に寝転んで
〈ああ いいな〉
それだけで
詩は
この世界の中枢に触れる


詩『言葉の街から』 対話シリーズ 3085-3088

2022年03月23日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



3085
話し合いが始まるまでは
まるで気ままに
泳いでいた魚たち



3086
避けられない話し合いに
避けられない
判定されるゆらゆら泳ぎ続ける魚たち



3087
学級会には日差しのように
外からの
視線たちも差している



3088
むずむず気になりながら
小さな魚たちは
現れる水路に沿ってよそ行き風に泳いで行く