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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 358-360

2020年04月13日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



358
賢治の時代まで飢饉が
あった
内側は知らないけど 彼岸花



359
今内側にいて
独り独り
頬杖をつき暗雲をぼんやり見ている



360
鑑賞するばかりになった
彼岸花
救荒の赤い不安が過去形から立ち上がる