昨夜遅くから予報通りにボツボツ降りだし、今朝は久々に恵みの雨になった。
九日間山歩きが続いていたので、そろそろ一休みしたいところであった。
今週はひと雨毎に気温が下がり、週末には山陰の山でも雪になりそうな寒波がやって来る予報である。
出発して20日余りが過ぎて、そろそろ高山の紅葉も終わり、山は冬支度の様相と成りつつある。
また、今年の紅葉はやや不作の印象である。
何処も赤味が少なく、茶色の色合いが多い。
10月に雨の日が多く、また台風被害による強風で若葉が散ってしまった様子である。
そして最近の寒波を受けて茶色くなった感じである。
この辺りでゆっくり南下しながら、四国の阿讃山地付近を最後に今回の中四国エリア紅葉山行を終了する予定である。
午前中は、溜まってしまったブログ記事の更新作業を行った。
車中泊した道の駅「しんぐう」のレストランは、定休日だった。
昼食をどうしようかと思っていたところ、トイレ前に出ていたチキンカレー「BUS亭」の案内看板を見て、行ってみた。
[道の駅のトイレ前にあったカレーの宣伝看板、写真は閉店時に撮影したもの]
まさか本物のバスの中で食べるとは思わなかった。
[外でも座れる簡易テーブルも用意され、内と外で12~13名が座れそうだ]
本物の中型バスの中に全て手作りで備え付けられたカウンターで、調理処理されたチキンカレーを食べるというものだった。
メニューは、チキンカレー¥600(大盛は¥100増)とコーヒー¥200の2つであった。
不動のバス内でのラーメン店や物品や食品の移動販売はよくあるが、日々移動する車内での調理食品の実食は珍しいと思った。
事実、他には無いらしいです。
他に2名の客が食後のコーヒーを飲んでいた。
注文したカレーを調理しながら、マスターも気さくそうに話好きの客の応対をしていた。
[あっさりした味わいのチキンカレーで、子供さんでも食べ易そうだった]
自分はグルメでもないので、チキンカレーに対してのコメントも余り出来ないが、自分的にはあっさりとして十分に美味しかった。
食後にコーヒーを飲みながら、いよいよみんなで雑談が始まった。
マスターの四国へのバイク旅に始まり、キッチンカーでの商売話など四方山話が止まらない。
でも本当に話出したのは、二人の客が帰ってからだった。
手作りのキッチンカーでの商売の動機から当面の活動状況に将来の動向と、矢継ぎ早の問いかけに閉店作業をしながらも丁寧に答えてくれた。
[車内設備は全て手作りと言うから、好きでないととても出来ないのである]
[昼間はカレー販売、夜は借り上げで居酒屋代行も可能とか]
こうした販売形態が地域でも目に留まり、ラジオや雑誌などにも出演するなど、こちらから営業活動することなくイベントへの招待出動もよくあるらしい。
[内容も適宜変更しているようです]
[当然、営業許可を取得済みであります]
[バスが揺れ動くのを前提で備品類を積み込まなくてはならないので大変です]
[最後に発電機と宣伝看板を積み込み、閉店完了です]
クルマ改造の事、商売経営の事、今後の事と閉店時間をオーバーしながらも、自分の暇潰しに付き合ってもらった印象である。
最後にブログの紹介名刺を渡して、ガンバレ「BUS亭」のエールでお別れしました。
その後は、相生市の道の駅に向かって出発した。
ここでも温泉施設が定休日だったが、今日は登山もしていないので入浴は止めた。
夕食には近くのお好み焼き屋「nanpuu」で、相生市の名産である牡蠣のお好み焼きを食べた。
こうして、今夜は道の駅「あいおい」で車中泊にしました。