〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

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20170301 早春の徳島平野を展望する静かなウォークラリーコースの前半〔鴨島~▲気延山〕を日帰り

2017-03-06 | 〔2017四国エリア〕(春)山歩記@見聞ログ

徳島市の西方20kmの距離にある吉野川市鴨島~徳島市にかけての吉野川南岸には、標高200~300mの低山が帯のように連なっている。

この山脈には有名なピークはないが、山脈に沿って続く送電線巡視路を伝えば、中盤から東側は徳島平野の展望と意外なほどの静かな里山の自然を満喫出来る。

このコースでは毎年3月の最終日曜日に徳島県勤労者山岳連盟主催による縦走ハイク「やまなみウォークラリー」が開かれており、当日は150名程度の参加者が春の一日を楽しんでいる。

そのピークの中には、我が郷里の里山▲気延山(212m)がある。

ウォークラリーコースは、▲気延山からさらに南へ、内ノ御田へ下り、辰ヶ山を越えて鮎喰川沿いに僧都まで歩き、さらに眉山を縦走して徳島市の天神社に下山する。

標準コースタイムは、10時間前後だが、健脚者は4~5時間で走破するようだ。

今回は初めて、出発点のJR鴨島駅から地元の里山▲気延山までをノンビリ歩いてみることにした。(GPS軌跡23.1km,標準コースタイム6時間)

まだ花の時期には早く、平日のローカルトレイルとあって、実に静かな里山日帰り歩きとなりました。

[GPSの軌跡 23.1km、青丸マークは鉄塔の位置を示す]


 

本当に久々のJR列車で、出発点のJR鴨島駅を目指した。 

[列車の窓から眺めるラリーコース、中腹に最高点がある]

 

徒歩出発点のJR鴨島駅をAM9時ごろに出発。

[9:03 通勤通学も終わり、がらんとしたコース出発点のJR鴨島駅]

 

[山麓から眺めるラリールート、北側中腹の鉄塔を伝うルート]

 

コースの取り付き場所が解らず、付近の住人4人に尋ね聞いた。

森山ワンダーランドの標識が目印らしかったが、最後の三叉路では反対側に入っていくようだ。

[10:03 神社を左に見て、三叉路を右手に入っていく]

 

[10:05 三叉路を過ぎると、直ぐに徒歩路になる]

 

[10:27 やっと目についたラリーコース案内板]

 

元宅地跡の石積が数ヵ所あった]

 

この辺りから、山への取り付き道が解らず、間違って堰堤沿いを遡るなど、しばらく道に迷った。

[前半のルートは倒木が見られ、未整備のようだった]

 

せめても、取り付き場所にはコース表示が欲しいところである。

[10:46 宅地跡付近で取り付き道に入るが、ここに案内板がないので見過ごして迷ってしまった]

 

また当初は、鉄塔管理道と植林整備道が混じっての迷いもあった。

[目印の一つになった、四国電力の鉄塔指導標]

 

[11:13 荒れ気味のルート前半で最も安らぐ雰囲気の場所でした]

 

特にコース前半の鴨島地区では、荒れた管理道が多く見られた。

[11:24 ルート前半は、荒れた道が多かった]

 

鴨島地区では、全く人の気配が無かった。

[まだまだ早春で、落葉が目につく道端]

 

[11:40 No15鉄塔広場で昼食休憩]

 

[12:00 ようやく木々の間から徳島平野を展望、標高100m足らずの向麻山?]

 

取り付きからずっと展望が無かったが、ようやく木々の間から北側の徳島平野が少しずつ見られだした。

[早春の今だから木々の間から徳島平野が望める]

 

13:25頃に本日のコース最高点(標高300m位)になるNo22の鉄塔付近に到着した。

 

[13:34 No22鉄塔から少し下った所に神山町の峠道:みずさめ峠]

 

直ぐに「つつじ尾越」のエスケープコースがあった。

[初めて南側の神山町側が覗けた、須賀山(広野富士)だろうか?]

 

[だんだんと北側の展望が見られ出す]

 

[まだまだ花は見当たらず、落下の椿がちらほら]

 

[管理道が崩れている箇所もあった]

 

[14:35 石井町と神山町が通じる狭い車道の曲突越に降り立つ]

 

[14:52 展望の良い場所にある祠]

 

[14:52 北東に徳島平野が広く見渡せる祠の展望地]

 

[14:55 下浦の避難小屋を通過する]

 

[毛布等も備え付けられた避難小屋の内部]

 

石井町に入ってからは随所に展望が開け、道も良く整備されている。

もう何百回も歩きなれた道となる。

鉄塔No21で本日初めての人に出会った。

しかも、里山歩きで顔見知りの方であった。

[15:13 No21鉄塔では、左側に神山森林公園方面、右側に須賀山を見渡せる]

 

この辺りから▲気延山までは、まだ1時間少々かかりそうだ。

[15:24 No22鉄塔で今後のコースを展望、左端に今日の終点▲気延山を確認]

 

[15:30 石井町と神山町を結ぶ童学寺越を横断する]

 

[15:40 No23鉄塔で石井町を眼下に徳島平野を見渡す展望]

 

[右側に石井町役場や小中高の学校、奥には吉野川や阿讃山脈を展望する]

 

[15:52 No24鉄塔からの展望]

 

[16:05 石井町からの車道終点、地蔵峠周辺の様子、最も人出が多い休憩場所]

 

[16:05 南側の徳島市~神山町方面の山岳展望が開けている]

 

[左側に神山森林公園のある西龍王山、右側は須賀山]

 

[16:52 ようやく目指す▲気延山が目の前に迫ってきたNo30鉄塔地点]

 

[16:55 No30鉄塔地点から石井町~鴨島方面を振り返る展望]

 

[16:55 暮れだす石井町方面]

 

[16:56 鉄塔No30から歩いて来た鉄塔コースを振り返る]

 

[▲気延山へ向かっての最終の登り]

 

17:05 ようやく▲気延山頂上に到着した。

[17:05 ▲気延山頂上に到着した]

 

[17:07 ▲気延山頂上(標高212m)付近、木々に囲まれて展望はない]

 

[▲気延山頂上付近には、御神木のような自然林が多数生い茂る]

 

山頂から直ぐ北側に開けた場所に鉄塔No31があり、歩いて来た西側方面~東側の徳島市方面までの大展望が広がる。

[17:22 鉄塔No31から西側の石井町方面のパノラマ]

 

[17:22 鉄塔No31から東側の徳島市方面のパノラマ]

 

[17:13 北側の鳴門方面の展望]

 

[17:15 暮れだす石井町方面]

 

[17:15 今日歩いて来た鉄塔が立ち並ぶ山々を振り返る]

 

[最後にようやく道端の花が目についた]

 

[17:30 夕日に照らされた徳島市中心部付近]

 

[17:30 静かに夕暮れを待つ石井町]

 

[17:38 夕陽を受ける▲気延山頂上付近の樹林]

 

[17:46 再度、鉄塔No30に立ち寄り、夕暮れの山麓を眺める]

 

[18:00 ▲気延山から降り立った県立農業大学校横の椿園、もう花はなかった]

 

[18:05 あと1ヵ月後には桜街道になる農大の桜並木道]

 

[18:10 下山後、薄暗くなった石井町本条橋から見上げた鉄塔コースの山々]

 

今回は、やや肌寒い早春の山歩きであったので、まだ花がほとんど見られず、色合いに乏しかった。

 

このコースの登山適期としては、山桜やツツジが咲きだし新緑の山ほころぶ3~5月が最適であろう。

ただ6~9月は低山コースだけに蒸し暑く、マムシやクモの巣なども見られ煩わしい。

その後の冬枯れの時期も静かで展望がきいて歩きやすい。