〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

写真付きで日記や趣味を書く自遊人ブログ

◆2012 北日本山行@フォト回顧ログ[本州編]と[北海道編]をアップロードしました

2017-02-26 | 更新情報

2012 北日本山行@フォト回顧ログ[本州編]

2012 北日本山行@フォト回顧ログ[北海道編]をアップロードしました

[Pマークは、登山口駐車場]

 

なお、2016年版の山行@フォト回顧ログは写真整理が出来ておらず、来年以降になりそうです

 


20170203 立春直前に「阿波富士」〔▲高越山〕に登り、早春間近の剣山山系~祖谷山系を展望

2017-02-05 | 〔2017四国エリア〕(春)山歩記@見聞ログ

明日に立春を控える節分の本日に、地元徳島県の中央に位置する▲高越山(1,122m)に登ることにした。

この山は別名「阿波富士」と呼ばれ、均整のとれた美しい山容である。

古くから地元では親しみを持って「おこおっつあん」と呼ばれ、信仰の山としての修験道もある。

 

まだ薄暗い中、6時頃に出発する。

幸いにも今朝は暖かい。

当初の計画では、ふいご温泉口から登り、南側にある5月中旬のオンツツジ群落で有名な船窪公園を通り、林道~県道を辿って周回しながら駐車場に戻る予定であった。

千メートルを越える山頂付近は積雪が予想され、山麓のふいご温泉登山口から登ることにした。

[本日の▲高越山登山のGPS軌跡]

 

この山は、車道がオンツツジ群落で有名な船窪公園の奥まで通っており、何度か登ったことがある。

でも山麓から登るのは初めてで、標高差1,000mを越え体力を要するコースとなる。

 

[山川町の山麓から仰ぎ見る▲高越山、別名「阿波富士」如く、均整のとれた山容だ]

 

県道沿いの駐車場で準備をしていると、軽四が一台止まり年配者から声をかけられた。

昨年も節分の日の本日に登ったそうだが、その時山頂の高越寺境内に豆まきのマメが多数散らばっていた記憶があり、今日もその豆まき目当てに登ってみるそうである。

そして自分の格好を見て、「よく前山を歩いている方ですよねえ?」と聞かれ、驚いた。

こちらは全く気がつかなかったが70才になる年配者で、山中で何度も会っている方のようだ。

その後は話が弾みながら、相前後して歩き出した。

 

[ふいご温泉近くの県道沿いの取り付きから登り出す]

 

最初は、No43、44、45、46と送電線鉄塔に沿って良く整備された鉄塔管理道を登って行く。

 

[途中の休憩でも山の話で弾んだ]

 

[途中の鉄塔からは、前山同様に吉野川や阿讃山脈が眺められた]

 

林道が通っている「中の郷」の広場に到着した(海抜555m)。

大きな石の鳥居を通ると氷が張った萬代池があり、いよいよ急登が始まる。

[通常の登山口の一つである中の郷から高越山山頂方面を望む]

 

[薄い氷が張った萬代池]

 

[萬代池の畔に立つ赤樫の巨樹]

 

[山頂まで二キロ、いよいよ急登になってくる]

 

[キツツキだろうか?、しきりと木をつつく音がする]


 

今年も暖冬で、予想された積雪もほとんど見られないようである。

[さすがに900mを越えると、うっすらと雪が現れた]

 

[赤レンガ門の女人結界跡の門柱で、ここはもう高越寺の境内になる]

 

[立派な高越寺の山門]

 

[山門から境内を眺める]

 

[高越寺の境内]

 

なお一昨年の大雪被害で、ここの住職と世話人の二人が亡くなり、新しい住職になっているらしいです。

正に、「合掌」であります。

 

[境内の脇から少し登って行くと、高越山山頂へあとわずか]

 

[直ぐに高越神社が現れた]

 

[本日出会った四人の内の二人、右側に朝の年配者、左側には常連者]

 

左側の常連者の話では、この奥の船窪公園から出発したふいご温泉口までは、舗装路を15~16kmも歩かなければならないらしい。

やはり船窪公園からは、往復するしかないようだ。

そして、朝の年配者が期待していた豆まきは無いようだ。

 

ここで二人と別れて、山頂へ向かった。

 

[弘法大師像の立つ、標高1,133mの▲高越山山頂付近]

 

残念ながら高越山山頂付近は、木々に邪魔され展望は余り無い。

[弘法大師像の立つ、標高1,133mの▲高越山山頂]

 

[木々の隙間から、わずかに吉野川方面を眺める]

 

[山頂の気温は、正午頃で氷点下1度ほどで、風が吹くとさすがに肌寒い!]

 

寒い中、一人山頂で昼食を食べてから、反対側の一等三角点に向かった。

[山頂と反対側に大きなブナのたもとに、一等三角点1,122m]

 

その後は再度、奥の院方面への稜線を歩いた。

直ぐ南側に展望が開けた岩場があり、しばらくカメラ撮影した。

やはり今年も暖冬で、雪が少ない印象である。

[山頂奥に南西部に展望良い岩場があり、手前の船窪公園の奥に剣山山系を眺める]

 

[奥に冠雪した剣山山系の眺め]

 

ここからの展望を見て、かなり前の新緑の時期に眺めた記憶が甦った。

[▲一の森山から▲剣山にかけての山々、やはり雪が少ない印象である]

 

[これから向かう船窪公園の山肌]

 

[▲三嶺から奥に続く縦走路の稜線]

 

[▲三嶺の重厚な山肌]

 

[剣山から続く▲三嶺への稜線]

 

[左側の山は、山頂にレーダードームの立つ▲高城山だろうか?]

 

その後、さらに稜線を進み下っていくと、奥の院が現れた。

[稜線は、高越寺の奥の院へと続く]

 

奥の院を下ると、船窪公園側から続く最終駐車場に降り立った。

[最終駐車場のある船窪公園側の高越寺入口]

 

ここから簡易舗装路を船窪公園まで1.7kmほど歩く。

[船窪公園までの途中にある立石峠]

 

[立石峠から徳島平野を望む]

 

舗装路を歩くと、やはり足に堪えてくる。

これではとても舗装路15~16kmを歩いて、ふいご温泉口までは無理のようだ。

[船窪公園の展望所からの眺め]

 

[奥に祖谷山系が拡がる]

 

[船窪公園にある展望台]

 

久しぶりに、展望台からも眺めてみた。

[5月中旬には見頃になる、オンツツジ群落]

 

[最奥にどっしりとした▲剣山]

 

[船窪園地から望む南西部に拡がる、早春の剣山山系~祖谷山系の山岳展望]

 

午後1時過ぎ、再度高越寺目指してUターンすることにした。

帰りは南側の山裾を巻いて高越寺境内に向かうことにした。

[歩いてきた右側の▲高越山頂上~奥の院のあったコブであろう]

 

帰りは境内に入らず、下山することにした。

[下山時には、萬代池の氷も少し融けて、周辺の木々を映す]

 

中の郷の表参道との分岐点近くにある、行場覗岩に寄ってみた。

[中の郷付近の林道やや下側に作られた行場の「覗岩」から南側の眺め]

 

その後鉄塔管理道を下り、山行距離17kmを越えての久々の山行に、ふくらはぎが痛い。

あまりの雪の少なさには残念だったが、久しぶりの山岳展望には満足であった。

 

帰りには、直ぐ近くのふいご温泉(¥550)に入って帰った。