〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

写真付きで日記や趣味を書く自遊人ブログ

20150624 豊潤な森の山から北八ツ展望の岩山 ▲天狗岳〔東天狗~西天狗 2646m 長野県〕~ ▲ニュウを周回

2015-06-24 | 〔2015北陸~中部エリア〕(春)山歩記@見聞ログ
朝方目覚めると天気は良さそうだった。

一台クルマが来て先発者が出発した。自分も早めに出発した。

朝の光が射し、ガスに巻かれたオオシラビソの森が輝いて見えた。







〈お気に入りの一コマです、何かメッセージが聞こえませんか?〉







大きな風景も良いが、このような小さな風景も感動的である。

〈苔の花かなぁ?〉

















しっとりとした森の中の岩だらけの歩きにくい道を登っていく。


〈今日は早めに着けておきました〉





でもこの岩があるから、毎日のように降る雷雨でドロンコになった道を歩かなくても済むのであろうと思うと、致し方ないところである。

最初のピークである▲丸山(2330m)に到着した。鬱蒼とした樹林の森の中である。


そして営業小屋のある高見石に着いた。大きな岩の展望所があり、登ってみた。



〈高見石の展望所からのパノラマ〉



ここは以前、秋の写真撮影で訪れたことがあった。

眼下に、原始の森に佇む白駒池が見え、左側には▲蓼科山などの北八ツの山々、そして右側には進む▲中山が大きい。

ところが、この時カメラに予期せぬアクシデントが発生していたようだ。

撮影は出来るが、ズームレバーによる操作が利かなくなり、広角のみの撮影になってしまったのである(*_*)。

広角で撮って後でトリミングするしかないのである(;_;)/~~~。

中山の山頂手前にある中山展望所で、朝の先発者に追いつき挨拶した。

そして到着した▲中山からは、目指す荒々しい▲東天狗岳と▲西天狗岳が見えた。


▲ニュウとの分岐点である中山峠に下り、まず東天狗岳に向かった。

この辺りから、足元に定番の花々がたくさん見られるようになってきた。












登山道も稜線づたいに歩き、右下には黒百合ヒュッテが見え、後ろには▲蓼科山を始めとする北八ツの山々が見えていた。


そうして大岩の積み重なった▲東天狗岳山頂に到着した。



〈東天狗岳山頂でのパノラマ〉



〈東天狗岳から先の▲硫黄岳方面の稜線〉




山頂ではガスが出たり、晴れたりで最高峰の▲赤岳方面は見えなかったが、北八ツ方面は良く見えた。

ここで昼食を食べ、朝の先発者と山旅談義、自分はもう一方の三角点のある▲西天狗岳を目指し別れた。

ここで天候の回復を待っている間、二組3人の人と会った。

〈西天狗岳の山頂には大きな三角点が座っていた〉




こうして粘っているうちに何とかガスが動き出し、▲赤岳~▲阿弥陀岳の岩峰部分を確認出来た。



〈長らく粘った甲斐がありました〉




〈東天狗岳山頂にも、だんだんガスが動き出して来ました〉






〈オオシラビソの実?、花?〉




今日は、ここまででUターンすることにして、帰り道は中山峠から▲ニュウの岩峰方面~白駒池へ下ることにした。

相変わらず歩きにくい登山道に加え、苔むした庭園風の道を進むようになり、踏みあとが複雑で時に道を失うことも有ったりした。


こうして疲れだした頃、▲ニュウ(乳)と言う大岩の積み重なったピークに到着した。


この頃には、ガスが動き出し展望は余り望めなくなってきました。

ここを最後に下山にかかり、白駒池が近づいた辺りで、一人の登山者と会ったのだが、▲東天狗岳山頂でお別れしたはずの朝の先発者だった。

何でも、岩で滑って転び、顔や指など二~三ヶ所切り傷を負ってしまったと言うことだった。

まあ頭を打たず、メガネを壊さずに済んだのが幸いでありました。

傷口に当てるリバテープを差しあげたところ、えらく気にしておられました。

山で受けた好意については、また別の方にお返しすれば良いものと思っております。


こうして、22年ぶり位に訪れた白駒池に着いてからは、駐車場まで一緒に話しながら帰った。

〈確かに見覚えある風景です〉








今夜は白樺湖畔で入浴、そこで車中泊にしました。