FPの岡ちゃん 頑張ってます(奮闘記)!!

FP歴32年目の岡ちゃん!! FP活動や日々の奮闘ぶりをご紹介したします。

竹中平蔵氏!!

2007-09-29 23:45:40 | FP活動
 9月29日(土)2007FPフェアin大阪 

 今日は、朝一から大阪市内へ大阪国際会議場で開催されているFPフェアの基調講演を聴きに行きました。
 講師はあの小泉内閣の経済財政政策担当大臣の重責を全うした・竹中平蔵氏(慶応義塾大学教授)であります。
 テーマは「経済成長の果実を家計に広げる処方箋」と題して家計経済でのFPの役割をお話いただきました。

 竹中氏は冒頭に「FPフェアに講演者としてお招きいただき光栄であります。」と述べられ、今回の講演を引き受けた経緯もお話いただきました。
 日本FP協会理事長は千葉商科大学の加藤 寛氏・経済学者で、あの小泉純一郎首相が師と仰ぐ人物(詳しくは2006,9,6ブログ参照)であり、竹中氏を民間大臣として小泉首相に推挙したのもどうやら加藤氏のようであります?(これは岡ちゃんの推測)今回の講演は加藤理事長からのお誘いであります。

 さて、竹中氏の話は非常に面白く、奇しくも10月1日からの郵政民営化のスタートの実話、一国のリーダー小泉首相のパッションの話は、実体験の話であるので聴衆は竹中氏の話に引き込まれ、メモを取る者、うなずく者、感心する者と会場は異常な熱気に包まれました。

 家計を豊かにする事は一国がしっかりしなければならない。
 家計の所得の合計+企業の利益=GDP(国内総生産)
GDPは1980年代は毎年4.5%プラス  190年代バブルが弾けて1%プラスになった。 バブル崩壊の後遺症の金融機関の不良債権の整理を行い、現在は2%のプラス成長になっている。
 ここで2%成長と3%成長の具体的な数値の説明がなされた。
 2%と3%の差1%  10年後GDPが10%成長している。
 現在のGDP500兆円が10%成長すると50兆円プラス成長となる。これにより、税の自然増収が16兆円見込める。 この16兆円は、消費税8%に匹敵するのである。
 お解りですか? 国民総生産=GDPを僅か1%上げるだけで、消費税8%に匹敵するのであるから、国の税収が足らないので消費税の引き上げが論争されていますが、ナンセンス。国民総生産を上げれば問題ないのである。

 そこで、国民の家計のアドバイスをするFPが国民の家計を正しい方向に導けば国家は良くなるのです。と話を結ばれました。
 竹中氏の処方箋、正に痛快で勇気付けられる内容でした。
 《著書》「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」(日本経済新聞社刊)

 写真は、撮影禁止の場所で盗撮したので不鮮明ですm(_ _)m