FPの岡ちゃん 頑張ってます(奮闘記)!!

FP歴32年目の岡ちゃん!! FP活動や日々の奮闘ぶりをご紹介したします。

麻疹(はしか)

2007-05-21 23:11:49 | 生活慣習
 5月21日(月)

 最近、はしかが流行していますネ 休校を余儀なくされている学校も有り注意が必要です。そこで、はしかを調べてみました。

麻疹(はしか)どんな感染症か
 麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。感染力が極めて強く、現在の日本でも年間数十人が麻疹で亡くなっています。
 空気感染、飛沫(ひまつ)感染、接触感染、いずれの方法によっても感染し、好発年齢は1歳代が最も多く、次いで6~11カ月、2歳の順です。近年、成人麻疹の増加が問題となっており、20代前半での発症が多く報告されています。

症状の現れ方
 10~12日の潜伏期ののち、発熱で発症します。発熱期は咳(せき)、鼻水、結膜炎(けつまくえん)症状が強く、38℃以上の発熱が数日続きます。病気の経過中、いちばん感染力が強い時期です。その後、いったん解熱傾向を示しますが、すぐに耳後部付近から発疹が現れるとともに、39℃以上の発熱が数日続きます。
 発疹出現前後1、2日間に、口腔粘膜(臼歯(きゅうし)の横付近)に白い粘膜疹(コプリック斑)が現れます。この粘膜疹は麻疹に特徴的であるため、これを確認して麻疹と臨床診断されることがほとんどです。発疹はその後、顔面、体幹、手足に広がって全身の発疹となり、数日後、色素沈着を残して回復に向かいます。
 肺炎、中耳炎を合併することが多く、1000人に0・5~1人の割合で脳炎を合併します。また、麻疹ウイルスに感染後、とくに学童期に発症することの多い中枢神経疾患として、亜急性硬化性全脳炎(あきゅうせいこうかせいぜんのうえん)(SSPE)があります。知能障害、運動障害、ミオクローヌスなどの症状を示し、発症から平均6~9カ月で死亡する進行性の予後不良な疾患です。発症頻度は麻疹にかかった10万人に1人程度といわれています。

検査と診断
 特徴的な臨床症状で診断されることがほとんどですが、最近はウイルス学的な検査診断が必要と考えられています。急性期に採血し、麻疹に特異的なIgM抗体を証明することで診断されます。
 急性期の血液や咽頭ぬぐい液から麻疹ウイルスを分離したり、RT―PCR法で麻疹ウイルスの遺伝子(RNA)を検出することでも診断が可能です。急性期と回復期に採血して、麻疹ウイルスに対するIgG抗体が陽性に転じたことで診断する場合もあります。

治療の方法
 ワクチンを接種して発症そのものを予防することが最も重要です。接種時期は、1歳になったらできる限り早く接種することが望まれます。定期接種として通常、無料でワクチンの接種が受けられるのは、生後12カ月~90カ月ですが、厚生労働省は2004年1月より生後12~15カ月でのワクチン接種をすすめています。
 発症してしまった場合はウイルス特異的な治療方法はなく、対症療法だけとなります。肺炎、中耳炎を合併することも多く、入院率は約40%といわれています。

病気に気づいたらどうする
 予防(ワクチン)に勝る治療はありません。ワクチンを接種する前に麻疹の患者さんと接触したことが判明した場合は、接触後48時間以内に麻疹ワクチンを接種する、あるいは接触後5日以内にγ(ガンマ)グロブリン製剤の注射を受けることで発症を予防する、あるいは軽くすませる効果があります。ただし、家族内感染の場合は、これらの予防法では間に合わないことがほとんどです。
 発症してしまった場合は、早急にかかりつけの小児科、成人の場合は内科あるいは皮膚科を受診し、入院の必要性を含めて対応を相談することが必要です。
(執筆者:多屋馨子)

 はしかは、一度掛かると抗体ができるのですが、一般には子どもの頃に発症すると抗体ができて二度と発症しないといわれていますが、今回のはしかは、形が違うとも言われていまして注意が必要です。
 子どもの頃に掛かった記憶が曖昧な場合には検査を受けましょう!
岡ちゃんは84歳になる母に確認をしました。