別名、アンモン貝、菊石、菊面石とも呼ばれているこれらの仲間は、
何らかの理由で「中生代」で絶滅してしました。諸説あり!ですがー。
ある化石が、発掘した地層から出てくれば、その地層の時代が特定
できるという化石を「示準化石」といいます。アンモナイトは、この示準
化石に当たり、「中生代」以外には発掘されないということになります。
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❹ 小さいアンモナイトですが、細かな生態がわかる美しい形です。
周りは、やや硬質の砂岩で、遠浅の海が広がっているところに生育
していたことがわかります。厚0.95cm、3.1×3.5cm、重さ;測定不能。
アンモナイトが生きていた中生代は、北海道はまだ存在していませんでした。現在の北海道の西部がアジア大陸の東端にあたり、宗谷~日高地方は海でした。その中に、大小のアンモナイトたちがゆらゆら泳いでいたことになります。
北海道のアンモナイトの産地となっているところは、アジア大陸と海溝の間の盆地状にあたる部分で、やや静かな海だったと考えられます。この盆地に泥や岩が厚く堆積し、とてつもなく厚い地層となり、アンモナイトなど、多くの水中生物の死がいが化石となって封じこめられたことになります。
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❺ このような塊りをモジュールといいます。これを割ると中に別なア
ンモナイトが入っているかも。ま、これはこれでイイか!とこのままで。
表面には、小さいアンモナイトが付いています。 厚0.4cm、1.4×1.8cm。
根室東部も大陸と海溝の間にあたり、アンモナイトやその仲間が繁殖するのに適する条件の地で、大陸から流れ込む岩や砂などが堆積しました。 現在海の底の生物が化石として見れることは、そこには「隆起」という地球の営みがあったことになります。隆起があれば、どこかで「沈降」という現象があります。
~ということで、今日の講義はこれまで!です。オツカレサマ!~