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🅼-14.病気にならない生き方(14)~「新谷食事健康法でがんが再発しない理由」から

2022-05-21 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

  第2章 『太く長く生きるための食べ方』の「新谷食事健康法でがんが再発しない理由」を要約します。



 がんと診断されたとき、真っ先に心配するのは「転移」があるかどうかで、転移があると外科手術で病巣部をすべて取りきることが難しく、完治も難しいと言われている。転移ということについては、一般的に、「リンパ腺や血管を通してがん細胞が他の臓器に運ばれ、そこで増殖するから」と言われてきた。しかし、最初にどこか一か所にできたがん細胞が増殖過程で他の臓器に飛び火するとは考えられない。

 通常、がんが発見されるのは、小さくても直径1cm程度の腫瘍に成長してからで、1cmの腫瘍でも、それを形成する細胞の数は何億個にもなる。そこまで増殖するのに要する時間は決して短いものではない。がんが生活習慣病である以上、どこかにがんができたということは、その間に、腫瘍まで成長していないがん細胞がすでに全身に生れているからだと考えられる。
 日々の生活によって体内に蓄積された「毒」は、まるで時限爆弾のように全身に仕掛けられている。その爆弾がどれが最初に爆発するかは、その人の遺伝的要因や生活環境によって違う。すなわち、がんは「局所病」でなく「全身病」である。

 このように考えると、現在の原発病巣をリンパ腺や血管まで含めて広範囲に切除する手術が正しいのかどうか、という疑問が生じる。「がんは、転移を見逃して原発病巣を切除していまうと、転移部分のがんが急成長して危険だ言われている。しかしこれも、がんが全身病と考えれば当然のことで、ただでさえ生命エネルギーの低下している体から、リンパ腺や血管までを含む臓器を大幅に切り除いたら、体の免疫機能が急激に低下するのは当たり前である。
 例えば大腸がんの場合、リンパ腺の転移を防ぐため、または目に見えないがんのために広範囲にわたって腸間膜を切り取ることは私はしない。がんを残すよりリンパ腺をなくすことによるダメージの方が大きいと考えるからである。

 今の医学では、「がんは切除しない限り自然には治癒しない」とされているが、それも違う。人間の免疫力、自然治癒力は、もっと強いものである。リンパ腺に少しがんが残った患者さんが、その後の食事療法で再発せず健康を保っているのが何よりの証拠である。しかし、がんが末期まで進行してしまうと、いくら食事や生活改善をしても、免疫力を上げるサプリメントを与えても体の機能を完全に回復させるのは難しい。なぜなら、すでにミラクル・エンザイムが消耗し尽くされてしまっているのである。

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