京都府京都市東山区林下町に知恩院があります。
知恩院の大鐘楼は宝仏殿裏の石段を上ったところに建てられています。延宝6年(1678)の建立で、梵鐘は寛永13年(1636)の鋳造です。大鐘楼は間口3間、奥行3間、単層、入母屋造り、本瓦葺きの建物で、中央に大きな梵鐘を吊り下げています。知恩院第38世玄誉万無上人のときに造営されました。
高さ3.3m、直径2.8m、重さ約70トンの梵鐘は日本有数の大鐘で、京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として知られ、国の重要文化財に指定されています。この鐘楼で除夜の鐘を突く模様は年末のテレビ番組でよく見かけますが、この大鐘が鳴らされるのは法然上人の御忌大会(4月)と大晦日の除夜の鐘だけです。大鐘楼も平成9年(1997)に国の重要文化財に指定されています。
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