旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

瑞林寺

2024年02月02日 | 旅 歴史

 岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋に瑞林寺(ずいりんじ)があります。
 竜雲山瑞林寺は柿寺とも呼ばれる臨済宗妙心寺派のお寺です。文明年間(1469-1487)、仁済宗恕が美濃守護・土岐成頼(ときなりより)の帰依を受けて開山したのが始まりで、師である悟渓(ごけい)国師を開山1世とし自らは2世となりました。美濃きっての名刹で、現宗の別格地となっています。
 仁済宗恕は地元特産の蜂屋柿と呼ばれる干し柿を室町幕府10代将軍足利義稙に献上し、「柿寺」の称号と寺領10石を賜わっています。豊臣秀吉や徳川家康などにも蜂屋柿が献上され寺領の安堵や諸役免除を得ています。
 慶長8年(1603)と安永8年(1779)に火災で諸堂宇を焼失しましたが、寛政年間(1789-1801)に再建されています。寺宝も多く、室町時代の木造聖観音坐像、木造弥勒仏坐像、涅槃図紙、釈迦十六善神図などは岐阜県の有形文化財に指定されています。このほか、美濃守護代である斎藤利隆から下付された禁制札なども所蔵しています。

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