イガイで30分くらいやってみましたが、気配を感じずダンゴを投入しました。
中層はおびただしい数のコノシロです。
海底近くではウグイが待っています。
「まいったな、、こりゃ」
筆者の得意のサナギ攻撃が通用しにくい状況です。
7時過ぎ頃まではダンゴに包んでサシ餌を落とし、ウグイ・フグ・ウミタナゴ・アジに、コノシロのスレ掛かりを含めウンザリする状況です。
ここで、これから釣れそうな時間帯を迎えるにあたり「二者択一」を迫られます。
1.このままダンゴの投下を続け、チヌが足元に入ってきたらエサ取りを蹴散らすかな?作戦
2.ここでダンゴ釣りを一旦止めて、筆者的に実績のある落とし込みに切り替える作戦
どちらが正解とかではなく、どちらでチヌを仕留めたいかという選択(どちらにせよ釣る気満々)なのです。
フロートにイガイが沢山ついていましたので、ダンゴの代わりにイガイを少しずつ撒きながら落とし込みをするという、今回は2番でやってみるコトにしました。
ダンゴを打つのを止めましたので、コノシロや豆アジ達も冷静さを取り戻し、随分と大人しくなってきました。
ただ、9時を過ぎてもアタリがサッパリありません。
「アイタタタ・・・」、、作戦ミスのようです。
「のんびりいきましょうかねぇ~」と、ボーズ感を払拭しながら落とし込みを継続しました。
イガイ・丸貝・サナギと、ちょいちょいサシ餌を交換しながらやっておりましたら、10時30分に、サナギの落とし込みでチンタっぽいアタリです。
アワセテみたら、、「ヤヤオモ~~」な重量感の45cmでした。
突然のアタリに撃沈は免れ、チヌには感謝です。
撮影時に跳ねて、台と背面の壁の間に落ちてしまい気の毒なコトになっておりましたが・・・。
その後またアタリもなく、オモリ無しのダンゴ釣りに切り替えました。
サナギのサシ餌で、ダンゴが割れた後に友人からLINEがあり、湿った指ではスマホの操作が上手くいかずに電話をかけて話していました。
5分くらい放置しておりましたら、穂先が一度ガクっと真下に刺さり、今度は左に向かって竿ごと持っていきそうな勢いです。
慌てて竿を持ちましたが、サシ餌を咥えて走られた後追いになり強烈な引きです。
ラインを出すと左後方の牡蠣ロープに巻かれそうなので、竿の弾力に賭けて必死に耐えますが、、
「メチャメチャ重たい!!」
「こりゃ、獲れないかも!!」
抵抗虚しく2.5号ラインが切れてしまいました。
底を切るコトができませんでしたので、海底の何か?に擦ったような感じでした。
良型のマダイは釣った事がありませんのでチヌだと思います。
ガックリきて反省しましたが、久々に味わった大物の手応えに身が引き締まる思いでリベンジを誓うのでありました。
帰りの運転中に、「あの大物チヌは、オモリがあるのを嫌うのか?」「たまたまオモリ無しに食いついただけなのか?」「オモリ付きでは出会えないチヌが居てるのか?」
筆者の頭の中では、たまたま論が有力なのですが、またまた面白そうな課題が出来てしまいました。