CANON TV LENS JF25mm 1:1.4で花を撮りました。
近接撮影の時の後ろボケ、なかなかきれいです。
よいボケ味を出しています。
E-510+CANON TV LENS JF25mm 1:1.4
今から7年前、まだデジタル全盛になる前ですが、
とあるカメラ屋で見たことのないマウントのキャノンレンズを見つけました。
値段が付いてなく、聞くと「ご自由にお持ちください」とのことでしたので、ありがたく頂戴してきました。
それがCANON TV LENS JF25mm 1:1.4です。
レンズ構成:不明
最短撮影距離:0.1m
フィルター径:46mm
マウントというよりビスでカメラに取り付けるための台座みたいな感じでした。
家に帰ってカメラにあててみると、意外にもPENTAXのKマウントよりフフランジバックがやや長いくらい。
ただイメージサークルはかなり小さく、そのままでは使えません。
使い道もないので、その後は防湿庫の奥で眠ったままでした。
このあいだLumix DMC-G1でシネニッコールを使っていて、このレンズを思い出しました。
といことで、勢いでマウントをKマウントに改造しました。
といっても、元のマウントにKマウントのパーツを接着させただけなのですが。
実際の撮影は、イメージサークルが小さいので、ペンタックスでは無理。フォーサーズなら何とか使えそうです。
アダプターを介して撮影です。
まずは開放F値1.4
すこしハロが出て柔らかな描写をします。
E-510+CANON TV LENS JF25mm 1:1.4
F5.6まで絞ると、周囲はイメージサークルが小さいので流れますが、中心部はかちっとした描写になります。
E-510+CANON TV LENS JF25mm 1:1.4
そして近接撮影をすると、バックのぼけもよい感じになりました。
E-510+CANON TV LENS JF25mm 1:1.4
近接撮影も可能なので、面白レンズとしてかなり活躍しそうです。
CマウントのシネニッッコールCine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm、
開放F値にして最短撮影距離で撮ると、アウトフォーカスのところがグルグルまわります。
不思議な絵になりますね。
Lumix DMC-G1+Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm
Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mmで撮ると、何となく懐かしい風景になります。
Lumix DMC-G1+Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm
Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm、最短撮影距離付近で撮影すると、アウトフォーカス部分がグルグル回ります。
なかなか面白いです。病みつきになりそう。
Lumix DMC-G1+Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm
マイクロ-フォーサーズを入手したら、どうしてもやってみたかったのが、Cマウントレンズでの撮影です。
早速マウントアダプターを入手してみました。
そしてレンズは、ニッコールのシネレンズ、Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mmです。
Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm
レンズ構成:4群5枚
フィルター径:40.5mm
最短撮影距離:0.7m
重量:105g
こんな立派な箱に入っています。
今から十数年前、このレンズを売ろうと思ってカメラ買い取り店に持っていったら、
「よいレンズなんだけどね。今は二束三文だよ。せっかくだから持っていたら。」
と言われ、そのまま奥にしまいこんだままにしていました。
ようやく陽の目を見ることとなりました。
小ぶりなレンズです。コンパクトなDMC-G1に装着してもずいぶんと小さく見えます。
さて、どんなふうに写るか、まず見てください。
Lumix DMC-G1+Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm
イメージサークルは、四隅が少し欠けるくらいで、フォーサーズにぴったりです。
画面を3:2や16:9や1:1にすれば、ケラレは少なくなります。
イメージサークルがギリギリなので、周辺画質が心配でしたが、写真で見てお分かりのように、
周辺画像が流れることはほとんどありません。
Lumix DMC-G1+Cine-NIKKOR 1:1.8 f=25mm
開放F値が1.8と明るいので、ボケも作ることができます。
画角はマイクロフォーサーズですと、35mmフィルムカメラ換算で50mm程度の画角になります。
かなり、まじめに作られた優秀なレンズ、という感じがします。
コンパクトで明るいレンズですので、標準レンズとして活躍しそうです。
もっと使ってみましょう。