旧西ドイツ製のレンジファインダーカメラBRAUN Super IIです。
ロゴはBRAUNとしか書かれていませんが、Super PAXETTE IIと同じもののようです。

1956年頃のものです。
当時、別称プアマンズライカと言われ、高価なライカに比べ比較的廉価でレンズ交換の出来るレンズ交換式のレンジファインダーカメラが多数販売されていました。
多くのものが比較的製造コストが安くすむレンズシャッター機です。
以前にここでも紹介した、
Ftura Pや
Altix-nなどもこの範疇に入ります。
その中でもBRAUN PAXETTEシリーズは、レンズやアクセサリーなどのシステムとして豊富にそろっていることが特徴です。

マウントは39mm径のスクリューマウントです。
プアマンズライカらしく、ライカLマウントと同じ径ですが、ビハインドシャッター機なのでフランジバックがライカLよりも長くなっています。ライカL39が28.8mm、PAXETTEが44.0mmです。
昔はPAXETTE用レンズをライカマウントレンズと間違えて失敗した人もいたと、聞いています。
今となっては、PAXETTE用レンズの方が珍しいかもしれません。

レンズは、PAXETTEオリジナルブランド以外にも、
Zeiss製、Steinheil製、Schnaider製などがあります。
文献によると、下記のようなレンズが知られているようです。
(まだまだ、たくさんあるのかもしれませんが)
Staeble Choroplast 4.5/35
Staeble - Lineogon 3.5/35 Staeble Choro 3.5/38
Staeble Kata 2.8/45
Steinheil Cassarit 2.8/45 Staeble Kata 2.8/50
Ultralit 2.8/50
Zeiss Tessar 2.8/50
Schneider Xenar 2.8/50
Steinheil Quinon 2/50
Roeschlein Luxon 2/50
Staeble Neoplast 5.6/85
Telenar 3.8/90
Enna Ennalyt 3.5/135
Telenar 5.6/135